◆533.助っ人 ページ11
イヴ.
ジャミル先輩が出て行ってから１時間後＿＿……
玄関の扉が開く音がして、ジャミル先輩が談話室の扉を開けた。
イヴ「あ、ジャミル先輩。おかえりなさい」
『おかえり。何しに行ってたの？』
ジャミル「……連れてきたぞ」
『何を』
若干、ジャミル先輩の表情にヤケクソ感があるのは気のせいだろうか
ジャミル「俺達が成功するための、秘密兵器だ！」
私達は扉に目を向けると、入って来た人達に驚愕した。
「このメンツでファッションショー？野菜の品評会の間違いじゃない？」
「仔犬ども。躾の時間だぞ」
レオナ「テメェらは……！」
白と黒の男の人と、美しすぎる男の人。
私達の前に立ちはだかったのは、
イヴ「クルーウェル先生！？」
『オ、オネエ様！？』
なにかと系統が似ている２人が、入って来て早々私達を見定めている。
ヴィル「アタシ達がサポートすれば、ファッションショーで主役になれること間違いなし。そうよね？クルーウェル先生」
クルーウェル「もちろんだ。シェーンハイト」
２人して高らかに、上品に笑うヴィル先輩とクルーウェル先輩。
Aちゃんはというと、さっきまで私の隣にいたのに、いつの間に移動したのか、ラギー先輩の後ろに隠れていた。
イヴ「(やっぱり苦手なんだなぁ……)」
Aちゃん曰く、ヴィル先輩がとにかく苦手らしい
ラギー「た、大変な２人がそろっちまった」
レオナ「ジャミル……テメェ、自分がなにしたのかわかってんのか」
『とうとう血迷ったかジャミル先輩！！』
ジャミル「俺だって、これは苦渋の決断だ。トップモデルのヴィル先輩とファッションの鬼のクルーウェル先生……そんな２人をコーチにしたら絶対しごき倒される。
……でも、俺達素人がショーを成功させるには２人の力を借りるしか道はない！！！！！！」
『これ混ぜるな危険案件だからな！？』
ラギー「さっすが深謀遠慮のスカラビア。目的達成のための手段の選ばなさ、すごいッス……」
イヴ「(もう、ヤケクソなんだろうなぁ……)」
でも連れて来てしまったからには仕方ない。
ヴィル先輩とクルーウェル先生も忙しいのに私達のために時間を割いてまでコーチしてくれるんだ。
文句は言えない。
ラギー「てか、Aくん、あんまオレに引っ付かないでくださいよ……」
『僕のこと見捨てたら末代まで呪ってやる』
ラギー「必死か」
.
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るんTEE(プロフ) - 玉ww子www (2022年12月28日 13時) (
レス) @page20 id: f628b0e3f3 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» 誤字の報告ありがとうございます (2021年5月4日 5時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 悪役だけを。◆30の前編位まで見てまた見に来ましたがやっぱり面白いです！後、わざとだったら申し訳ありませんが、ヴィルニキはシェーンハイントではなくシェーンハイトじゃありませんでしたか？ (2021年5月4日 4時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - あつめ。さん» ご報告ありがとうございます。アダムとイヴの話好きです (2020年7月16日 17時) (レス) id: 11b37f809e (このIDを非表示/違反報告)
あつめ。(プロフ) - このキャラ感めっちゃ好きでいつも読ませていただいてます！アナザー（49ページ）のところで名前がアダムになっちゃってます…（ｺﾉﾘﾝｺﾞﾉﾊﾅｼｯﾃｱﾀﾞﾑﾄｲｳﾞﾉﾖｳｿｶﾅ） (2020年7月16日 16時) (レス) id: 4ea6ed452d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年7月5日 0時
