◇487.空の彼方へ ページ8
イヴ.
ジャミル「……ああ、そうか……そういうことだったのか」
『？』
カリム「ジャミル……？」
ジャミル「＿＿……思い出した」
ジャミル先輩はそう言うと、顔のない怪物を動かし、Aちゃんとカリム先輩を捕まえると、もう片方の怪物の手で私とアズール先輩達を捕まえる。
フロイド「グェ……！」
アズール「な、なにをする気ですかジャミルさん！」
ジャミル「やっと……やっと思い出したぞ！」
『だから何を思い出したんだよ！』
ジャミル「俺は……お前も……この世から存在を消したかったんだ！！！！」
『！』
ジャミル「魔法が効かないなんて俺の計画の邪魔になる。だから、クロウリーがお前達監督生をスカラビアに寄越す前に消そうと思っていた！
なのに、なんで忘れていたんだろうなぁ……覚えていたらお前達をスカラビアに招待なんてしなかったさ」
……Aちゃんの��魔法が効かない��という体質を知っていたのに、忘れていた？
この世界の魔法士を敵に回しそうな体質を、そんな簡単に忘れられるのだろうか……？
しかし、そんな考えも束の間、怪物が私達を持ったまま拳を振り上げた。
……嫌な予感
ジャミル「無能な王も、ペテン師も……お前らにもう用はない！宇宙の果てまで飛んで行け！そして、二度と帰ってくるな！
ドッカアアアアアアアァァァァァァァァン！！！」
怪物が私達を空の彼方へ投げ飛ばした。
「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！？？？？？」と私達は悲鳴を上げながら突然空へと投げ飛ばされ、凄い速さで風景が後ろへと流れていく。
グリム「ふなぁぁぁああっ！！」
イヴ「きゃぁぁぁああああっ！！」
カリム「うわぁぁああああっ！！」
『死ぬ時は一緒だぜ？』
アズール「悟ったような顔しないでください」
『でもさー、今の状況、どこに落ちても僕ら無事じゃ済まないよ』
ジェイド「そうですね。何処に着地しても僕らの身体は叩きつけられた衝撃で破裂するかと」
イヴ「笑顔で怖いこと言わないでください！！」
なんでこの人達はこの状況でも平然としているのだろう。いろんな感情の感覚が狂ってるとしか思えない。
『とりあえず、なんとかしてほしいかな』
アズール「Aさんの頼みなら仕方ないですね。ジェイド、フロイド」
ジェイド「はい」
フロイド「は〜い」
.
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冬雪(プロフ) - ブルーサファイアさん» ご報告ありがとうございます (2020年10月4日 18時) (
レス) id: a124ecb095 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーサファイア(プロフ) - 507話の『お前の宴好き、なんとかならないのか？』のところなんですけどアズールのセリフになってますが喋り方からしてジャミルではないでしょうか？ 何度も読み返してます！頑張ってください！ (2020年10月4日 15時) (レス) id: bd3a10c6c4 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - moekaさん» ◆１５◇のProfileで詳しく書いたつもりのものがありますのでそちらへお願いします (2020年8月25日 17時) (レス) id: cd043d76e1 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - それぞれの監督生の性格などが詳しく知りたいです。検討をお願いします。 (2020年8月25日 16時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 冬雪さん» ありがとうございます(*´▽｀*) (2020年7月29日 10時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年6月24日 0時
