【アナザー】それぞれの裏話 ページ48
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◇427.サイコパスか
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カリム「どうだ？ジャミルが作ったアイス、美味いだろ？」
イヴ「幸せです……」
『(かわよ)』
本当に幸せそうにアイスを食べるイヴ。
イヴは本当にアイスが好きらしく、購買部へ買い物に行けば毎回アイス売り場を覗き込んでいる。
カリム「Aもアイス好きか？」
『好きだけど、イヴほどではないよ』
カリム「そうなのか？」
『イヴ、あんまわがまま言わないけどアイスだけは食べる時に毎回食べていい？って聞くもんな』
イヴ「だ、だって……」
「本当に美味しくて……」と恥ずかしそうに顔を俯かせるイヴは本当にかわいい。
カリム「そうかそうか！たんと食え！」
イヴ「あ……ありがとうございます……」
カリム「そーいえばAは何が好きなんだ？」
アイス食ってて半分聞いてなかった。
『？』と首を傾げると「好きな食べ物とかあるか？」と尋ねるカリム。
好きな食べ物か……
どちらかというと僕は食べるより作る方が好きなんだよな。だからこれといって好きな食べ物はないな。
『んー……秘密』
カリム「えぇ〜……そこは教えてくれよ〜」
『自分のことはあんま曝け出さない主義なもので』
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◆522.天然タラシ
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カリム「楽しそうだな、A！」
泉から上がろうと身を乗り出すと、カリムが僕を見下して笑顔でそう言った。
『そう見えた？』
カリム「おう。すげぇ楽しそうに笑ってた」
『へー』
そんなに笑ってたなら僕も見てみたいものだ。
僕は泉から上がって、前髪をかき上げていると、唐突にカリムが顔を近づかせてきて僕の耳元で囁いた。
カリム「お前はオレのことを裏切らないでくれ」
そう言って、離れた時のカリムの顔は朗らかな笑顔を見せて向こうの方へ走って行ってしまった。
取り残された僕は、ただただ開いた口が塞がらないでいた。
イヴ「Aちゃん、タオル……どうしたの？」
『え？』
イヴ「ボーッとしてたみたいだけど……」
『あー、……うん』
カリムには悪いが、その��おねがい��だけは叶えられないかもしれない。
ジャミル先輩ではなくても、僕だっていつの日かカリムを裏切る時が来るかもしれないのだ。
安易に��うん。わかった��なんて言えない。
『(なんでこの世界の男は僕を困らせる奴らばかりなんだ)』
僕にどうしろって言うんだ、まったく……
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冬雪(プロフ) - ブルーサファイアさん» ご報告ありがとうございます (2020年10月4日 18時) (
レス) id: a124ecb095 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーサファイア(プロフ) - 507話の『お前の宴好き、なんとかならないのか？』のところなんですけどアズールのセリフになってますが喋り方からしてジャミルではないでしょうか？ 何度も読み返してます！頑張ってください！ (2020年10月4日 15時) (レス) id: bd3a10c6c4 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - moekaさん» ◆１５◇のProfileで詳しく書いたつもりのものがありますのでそちらへお願いします (2020年8月25日 17時) (レス) id: cd043d76e1 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - それぞれの監督生の性格などが詳しく知りたいです。検討をお願いします。 (2020年8月25日 16時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 冬雪さん» ありがとうございます(*´▽｀*) (2020年7月29日 10時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年6月24日 0時
