◇512.��Ｍ.Ｄ�� ページ33
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リリア「＿＿おお、戻ったか」
『……』
リリア「おや、驚かないのか？」
『……あ』
突然、逆さまになって宙に浮いたショタが現れたから自己処理が追いつかなかった。
そして処理が完了して、目の前の事を冷静に見るとショタが宙に浮いているではないか。
『ああああああああああああああああっ！！！』
リリア「おっ」
僕は咄嗟に手を前に出した。
リリア「……なんじゃ？その手は」
『い、いつでも落ちていいように』
リリア「……くふっ……あははははははっ」
ショタはおかしそうに笑うと、身体を反転させて地面に足をつく。
……ん？
何処かで見たことあるショタだなこいつ。
黄緑色のベストに、見た目のわりに低音な爺さんみたいな喋り方。特徴的な髪型。
『……』
リリア「お主は優しい女子だな。あいつが気にいるだけあるわ」
『……ああ。思い出した』
リリア「何をじゃ？」
『ディアソムニア寮のリリア先輩……ですよね？』
リリア「いかにも。わしはディアソムニアの副寮長リリア・ヴァンルージュじゃ」
『マジフト大会の時はお世話になりました』
僕はそう言って頭を下げる。
ショタ……リリア先輩はマジフト大会の時にサバナクローの陰謀を止めるために協力してもらった内の１人だ。
その他にもう２人いた気がするけど名前が思い出せないんだよな。
リリア「頭を上げておくれ。わしはお主に礼を言わせに来たのではないのだから」
『え、じゃあ何しに来たんですか？』
リリア「今日はお主にさるお方からのホリデーカードを届けに参った」
『？』
リリア先輩が差し出したのは封筒に��Ｍ.Ｄ��と書かれた手紙だった。
僕は恐る恐る受けるとるが、差出人のイニシャルであろう��Ｍ.Ｄ��は僕の知人の中に該当者がいなかった。
誰だ？��Ｍ.Ｄ��って
リリア「今年のホリデーも誰からもパーティに招かれず拗ねておったようだが……」
『(ぼっちなやつなんだろうか)』
リリア「いずれお主が仲間とパーティを開くことがあればあやつも招待してやってくれ。
では、わしはこれで。良きホリデーを」
そう言って瞬く間に姿を消したリリア先輩。
……つっても、冬休み、もうすぐで終わっちゃうんだけど
『しっかし��Ｍ.Ｄ��って誰だ？』
イヴなら知ってるかもしれない。
僕は手紙をポケットにしまって寮に向かった。
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冬雪(プロフ) - ブルーサファイアさん» ご報告ありがとうございます (2020年10月4日 18時) (
レス) id: a124ecb095 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーサファイア(プロフ) - 507話の『お前の宴好き、なんとかならないのか？』のところなんですけどアズールのセリフになってますが喋り方からしてジャミルではないでしょうか？ 何度も読み返してます！頑張ってください！ (2020年10月4日 15時) (レス) id: bd3a10c6c4 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - moekaさん» ◆１５◇のProfileで詳しく書いたつもりのものがありますのでそちらへお願いします (2020年8月25日 17時) (レス) id: cd043d76e1 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - それぞれの監督生の性格などが詳しく知りたいです。検討をお願いします。 (2020年8月25日 16時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 冬雪さん» ありがとうございます(*´▽｀*) (2020年7月29日 10時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年6月24日 0時
