◇513.大きな耳の影 ページ34
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イヴ「��Ｍ.Ｄ��？」
『心当たりある？』
イヴ「……��ダイレクトメッセージ��……？」
『それは��ＤＭ��だね』
イヴ「��メンデレビウム��？」
『たしかに元素記号は��Ｍd��だけどさ』
どうやら今日のイヴは疲れているらしい。
しかしある意味ダイレクトメッセージなのかもしれない。少なからずこのメッセージカードの送り主は僕達を知っているであろうから。
『……まあ、いいや。せっかくメッセージカードを貰ったんだから大事にしておこうか』
イヴ「うん。それがいいと思う」
僕は机の引き出しメッセージカードをしまい、ベッドに座って毛布を被る。
グリムはもうイヴの布団の中で寝ており、あとはもう電気を消して寝るだけだ。
イヴ「それじゃあ、消すよ」
『うん。おやすみー』
イヴ「おやすみ」
部屋が真っ暗になって、目を閉じようとした時だった。
『……え』
イヴ「……どうしたの？Aちゃん」
『……アレ』
僕は、鏡を指差した。
鏡が、光っている
イヴ「……え、なんで……」
僕はすぐに布団から出て、鏡の前に立つ。
イヴも恐る恐る僕の後ろに立って、鏡を凝視している。
すると、鏡の向こう側で誰かが鏡をノックする。
そして鏡に頭に大きな耳を持った影が現れた。
「そこに……誰かいるの？ キミ達は誰？」
……なぜだろう
この影を見ていると、上手く考えられない。
『A……』
イヴ「イヴ……」
「なんだか不思議で、素敵な響きだ」
褒められた
『君こそ、誰？』
ミッキー「僕はミッキー ミッキーマウス」
��ミッキーマウス��
どこかで、聞いたことがある名前だ。
間違いない。僕はこの影を知っている。その名前も、その声だって、僕は知っている気がする。
なのに、なんで思い出せないんだ
「僕、また夢を見ているのかな？」
イヴ「夢……？」
「でも僕、もう３回も同じ夢を見てる。生きたトランプも、踊るミュージックボックスもいつも一緒……なのに、
キミ達の声だけがだんだんはっきり聞こえてくる
もしかするとキミは、夢じゃない？」
夢じゃない
全部、夢じゃない
僕達の身に起きている事全て、夢じゃない
「キミ達は、どこにいるの？」
イヴ「ここは……」
『この世界は……』
遠のいていく意識の中、僕とイヴはその名を口にした。
ツイステッドワンダーランド__……
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冬雪(プロフ) - ブルーサファイアさん» ご報告ありがとうございます (2020年10月4日 18時) (
レス) id: a124ecb095 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーサファイア(プロフ) - 507話の『お前の宴好き、なんとかならないのか？』のところなんですけどアズールのセリフになってますが喋り方からしてジャミルではないでしょうか？ 何度も読み返してます！頑張ってください！ (2020年10月4日 15時) (レス) id: bd3a10c6c4 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - moekaさん» ◆１５◇のProfileで詳しく書いたつもりのものがありますのでそちらへお願いします (2020年8月25日 17時) (レス) id: cd043d76e1 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - それぞれの監督生の性格などが詳しく知りたいです。検討をお願いします。 (2020年8月25日 16時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 冬雪さん» ありがとうございます(*´▽｀*) (2020年7月29日 10時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年6月24日 0時
