◇495.崖っぷち ページ16
イヴ.
作戦を立てる時にAちゃんが��これを言えばジャミル先輩が絶対気を抜く��と自信持って言ったので任せて、いざ聞いてみれば、
＿＿『君が好きだ』
私まで気が抜けてしまいそうだった。
しかしそのおかげでアズール先輩達の総攻撃は上手くいっている。
このままグリムくんが……
刹那、顔のない怪物が先輩達の攻撃を振り払い、拳を何度も床に叩きつける。
『イヴ危ない！』
イヴ「Aちゃん！」
Aちゃんが私を突き飛ばすと、私とAちゃんの間に怪物の拳が遮る。
ジャミル「俺に……勝てると思うなよ！！」
ジャミル先輩は怪物を操って寮生の人達を巻き込んでアズール先輩達をなぎ払う。
ジャミル「俺こそ、真の支配者だ！！！！」
嘲笑うジャミル先輩。
私はなぎ払われたらアズール先輩達の元に駆け寄る。
イヴ「先輩！大丈夫ですか！？」
アズール「ええ。あらかじめ自分に防御魔法を纏わせていたので骨は折れずにすみました」
ジェイド「寮生の方々にも防御効果のある魔法陣を纏わせて多少は無事だと思いますが、そのおかげで少々魔力を消耗してしまいました」
イヴ「それ絶対��少々��じゃないですよね！？」
平気そうに笑うジェイド先輩だけど、腕を抑えているあたりかなり魔力を消耗しているはず。
すると背後で爆音が響く。
振り返ると、Aちゃんとカリム先輩が顔のない怪物の攻撃から逃げ回っている。
想像以上に、ジャミル先輩の魔力が高まって、溜まっていたらしい。そしてそれは、ジャミル先輩の今の状態は最も危険だとも意味している。
ジャミル先輩がオーバーブロットしてからかなり時間が経っている。早く正気に戻さないと、本当に危ない。
カリム「ジャミル！頼むから正気に戻ってくれ！」
ジャミル「うるさいうるさいうるさい！！俺に命令をするな！！俺は自由になるんだ！！！！」
『やめとけやめとけ。今の君じゃ、どう足掻いたって自由にはなれないさ』
刹那、Aちゃんが風で吹き飛ばされ、飛んできた瓦礫がカリム先輩の額に当たり、その場に跪くカリム先輩。
ジャミル「カリム……これでお前も終わりだ」
イヴ「Aちゃん！カリム先輩！」
弱ったカリム先輩に魔法を撃とうしているジャミル先輩。
私はカリム先輩に駆け寄り、手を伸ばす。
ジャミル「死ねぇぇぇえええええええ！！！」
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冬雪(プロフ) - ブルーサファイアさん» ご報告ありがとうございます (2020年10月4日 18時) (
レス) id: a124ecb095 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーサファイア(プロフ) - 507話の『お前の宴好き、なんとかならないのか？』のところなんですけどアズールのセリフになってますが喋り方からしてジャミルではないでしょうか？ 何度も読み返してます！頑張ってください！ (2020年10月4日 15時) (レス) id: bd3a10c6c4 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - moekaさん» ◆１５◇のProfileで詳しく書いたつもりのものがありますのでそちらへお願いします (2020年8月25日 17時) (レス) id: cd043d76e1 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - それぞれの監督生の性格などが詳しく知りたいです。検討をお願いします。 (2020年8月25日 16時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 冬雪さん» ありがとうございます(*´▽｀*) (2020年7月29日 10時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年6月24日 0時
