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102.不意二出タ言葉 ページ6

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トト子「ヤッホーAちゃん」

「トト子さん!」

カラ松「トト子ちゃん!」

トト子「あれー?なんでカラ松くんもいるのー」





朝食を食べ終えて、私とカラ松さんは洗濯を干すために洗濯物を庭で干していると、トト子さんがベランダから顔を出した。






カラ松「兄貴が勝手に作ったルールで今日から三日間Aを護衛することになったんだ」

「護衛してもらっちゃってます」

トト子「へー」






「おそ松くんの思いつきだと思うけど」と裸足で庭に出て来ようとするトト子さんにギョッとする。

「はー裸足で庭に出るって気持ちいい」と普通に歩くトト子さんは自然体だなー、と思う。





「トト子さんは今日はどうしてここに?」

トト子「んー…幼馴染としての頼み事?かな」

「親密感があります…!」

トト子「でも内容は穏やかじゃないけど」






おそ松さん達とトト子さんの関係は他人行儀もなくて、お互い遠慮なく甘えられるからとても羨ましいと思える。





「なんだか、幼馴染って憧れますね」





私が無意識にその言葉を口から出せば、先程から黙々と洗濯物を干していたカラ松さんが不意に手を止めて「何を言っているんだ」と笑いながら言った。





カラ松『俺達も幼馴染じゃないか』

「……………え?」

トト子「……カラ松くん?」

カラ松「…………」






カラ松さんから発せられた言葉は不思議なものだった。

そしてカラ松さんの目が青色に光っていて、まるでトド松さんとおそ松さんみたいに目が離せない色を浮かべていた。


そして、瞳の色が元に戻ればカラ松さんは黙っていた。






「カラ松さん……?」

トト子「(サイコパスかしら…)」

カラ松「す、すまん…そろそろ交代の時間だから、俺、戻るな」

「え……」

カラ松「それじゃ…」






カラ松さんは、フラフラした足取りで建物の中に戻って行った。





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103.塗リ足サレル色→←101.距離



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作者名:雨雪 花 | 作者ホームページ:http://HI.END.WOLD 1017  
作成日時:2018年3月10日 0時

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