◆244.エンカウント ページ6
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『(イヴ達、どこ行ったんだろ)』
放課後になるなり、何処かへ行ってしまった。
エーデュースとグリムは見当がつくけど。
渡り廊下を歩きながら、何処かへ行ってしまったイヴ達を探している時だった。
フロイド「A〜♡」
『ギャーッ！！！！』
曲がり角でフロイド先輩に出くわすなり、フロイド先輩に抱っこされてしまう始末。
フロイド「今日はイヴと一緒じゃなかったね？喧嘩したの？ちゃんと仲直りしなきゃダメだよ？」
『違うし！……違うよな？
それより降ろせよフロイド先輩！！』
フロイド「ヤダ」
「だってA逃げるじゃん」とムッ、とした顔をするフロイド先輩につい��可愛い��と言いそうになってしまう。
危ない危ない。
『逃げないから降ろして』
フロイド「本当？」
『(場合によるけど)』
僕は頷くとニコニコしながら僕を降ろすフロイド先輩に聞きたいことがあったため、問いかける。
『昨日、僕に飲ませた薬はなんなんだ』
フロイド「アレ？アレはねぇ��オレ達のことを思い出させる��薬だよ」
『は？』
フロイド「その様子だとまだ思い出してない？ちゃんと��海の記憶��を主にして調合したんだけど」
……まさか、あの現実味のある夢は、フロイド先輩が作った魔法薬のせいで見ていたというのが
もし、あの夢が僕の過去だとしたら……
『……知らない』
フロイド「？」
『あんな過去、知らない！』
そもそも僕は、この世界に来る前の記憶は殆ど無くなってしまっている。
そんな僕に断片的な過去の記憶を見せられても困るだけだ。
フロイド「……そっかぁ〜
本当に、忘れちゃったんだねぇ……」
『だからってイヴにも手を出すなよ。もし手を出すものなら……って、なんでマジカルペンを僕に構えてんの？』
何故かフロイド先輩は僕にマジカルペンを構え、今にも人を殺しそうな目でこっちを見ている。
フロイド「記憶って……頭に強い衝撃さえあれば元に戻ることあるんでしょ？」
『諸説ありだけどな！てか、待て待て待て！もしかして僕に魔法を当てようとしてんの！？』
フロイド「うん」
『魔法での私闘は禁止なんだろ！？』
フロイド「これは私闘じゃねーもん」
『(やっぱこのギザ歯双子嫌い！！！！)』
これはもう、逃げるが勝ちである
僕は踵を返して走り出した。
フロイド「あはっ、追いかけっこ？待ってー」
『追いかけてくるなー！！』
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冬雪(プロフ) - そよんさん» コメントありがとうございます。こういう嬉しいコメントがあるたんびに頬が緩みます (2020年5月9日 14時) (
レス) id: 629036c9bb (このIDを非表示/違反報告)
そよん(プロフ) - こういう素敵な作品に限って、途中で終わったりすることがあるから、読みながら「あーそろそろ続きないかも…」って思ってたら「やだ！まだある、まだある！！！？」って全私がうれしみの舞(？)笑。素敵な作品をありがとうございます！！ (2020年5月9日 13時) (レス) id: 4362c83576 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - クリきんとんさん» ご報告ありがとうございます。これからも頑張ります (2020年4月29日 4時) (レス) id: 629036c9bb (このIDを非表示/違反報告)
クリきんとん(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいております！269話のフロイドくんの名前が1部フライドになってます、、、、気の所為だったらすみません！！これからも応援しています (2020年4月29日 1時) (レス) id: 57857ad3bd (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - らて。さん» ご報告ありがとうございます。楽しんでもらえて嬉しいです (2020年4月28日 21時) (レス) id: 629036c9bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年4月24日 1時
