◆174.【ルート】風邪？ ページ31
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突然告げられた言葉だった。
『リドル先輩が風邪？』
イヴ「リドル先輩が風邪？」
デュース「多分」
『なんであやふやなんだよっ』
朝、教室に入って、デュースに言われた事。
��ローズハート寮長が風邪を引いた。多分��
とのこと。
そこは確信を持ってほしいところだ。
デュース「いや、多分、あれは風邪を引いている。多分」
『だからどっちなんだよ！』
イヴ「エースくんは何か聞いてないの？」
エース「いや、オレもあんま詳しくないんだけど、多分、寮長は風邪を引いてる。多分」
『お前も��多分��かよ！』
エース「だって顔色とか別に悪いわけじゃねーし、朝飯を食ってる時も普通だったし」
『じゃあ風邪じゃねーだろ』
情報からしてあまり大事じゃなさそうだ。
グリムなんて話に飽きて机の上で寝そべってるし。
デュース「でも、おかしいんだ」
イヴ「何が？」
デュース「壁の隅っこをじっ、と見るんだ」
真剣な表情でそう言うデュース。
それって、小さい子供によくあるっていう��何故か壁の隅っこを見てじっ、と見たり笑ったりする��やつなんじゃ。
イヴ「……何か見えてたのかな……？」
『……』
いや、この世界なら有り得るか。
オバケも普通にいる世界だ。壁の隅っこに僕達には見えないオバケがいたって有り得る。
デュース「それだけじゃないんだ！」
『近い近い』
僕達に顔を近づけるデュースを大人しくさせる。
デュース「ぼー、っとしていたんだ」
『そりゃ、リドル先輩だって悩み事があればぼー、っとすることくらいあるだろ』
デュース「ハートの女王の法律」
『あ、察し』
デュース「まだ全部言ってないぞ！？」
『その時に守らないといけないハートの女王の法律があったのにリドル先輩が珍しく行動に起こさなかったとか、その時にルール違反した奴がいたのに首をはねなかったとかそーいうんじゃないの？』
デュース「な、なんでわかるんだ！？」
『だてにリドル先輩の友達してないよ』
そう言うと何故かエースとデュースはムッ、とした表情をした。
『てか、散々リドル先輩のこと悪く言っていたわりにはお前ら、ちゃんとリドル先輩のこと見てんじゃねーか』
イヴ「先輩を気にかけているなんて、２人共優しいんだね」
エース「そ、そんなんじゃねーよ」
僕はニヤニヤ、イヴがニコニコすればエースとデュースは目を逸らした。
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冬雪(プロフ) - アルファさん» ご報告ありがとうございます。これからもご愛読の方をお願いします (2020年4月17日 15時) (
レス) id: e3ba6a1386 (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - 161話で、八つ当たりはジャックすればいいになってました (2020年4月17日 11時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - とっても面白くて、何回も読み返したくなる面白さ･･･ヤバいです！ (2020年4月17日 11時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - アルファさん» ご報告ありがとうございます (2020年4月16日 18時) (レス) id: e3ba6a1386 (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - 186話でレオナがレオナ先輩ってさいごにいってました (2020年4月16日 17時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年4月12日 3時
