◆20.怪物 ページ22
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エース「……めっさ苦しかった……あの細い腕の何処にあんな腕力隠し持ってんだよ、あの女……」
グリム「Aに逆らうとこっちの命が危ないと身をもって知ったんだゾ……」
ぶつぶつ言ってる一人と一匹を無視して、僕らはドワーフ鉱山の中に入ったのはいいが、
『魔法石って何処にあんだろ』
イヴ「暗くてよく見えないし……あ、Aちゃんソコ段差になってるから気をつけて」
『お、ありがとイヴ』
デュース「お前ら逸れるなよ」
エース「偉そうに命令しないでほしーんだけど。
大体、お前があんな馬鹿な真似しなきゃこんなことになんなかったのに」
デュース「元はと言えばお前が掃除をさぼったのが原因だろ！」
エース「それを言ったら、最初にハートの女王の像を燃やしたのはそこの毛玉だぜ！」
グリム「ふな"っ！
オマエがオレ様を馬鹿にしたのが悪いんだゾ！」
『お前ら全員悪りぃよ』
イヴ「三人共悪いと思う……」
僕とイヴがそう言うと黙る二人と一匹。
そして静かになったところで微かな物音が響いた。
「……さぬ……うぅ……ぬ……」
その��声��に全員が気づき、振り向いた。
「イジハ……
オデノモノダアアアアアオオオオオオ！！！！！」
エース「で、出たあああああ！！！」
デュース「で、出たあああああ！！！」
グリム「で、出たあああああ！！！」
イヴ「で、出たあああああ！！！」
『で、出たあああああ！！！』
僕らの絶叫が鉱石内に響いた。
僕達より遥かに大きくて、黒いインクのようなものが入ったヒビ割れた瓶の頭に、片手には大きなつるはしのような物を持ったそれは明らかに��怪物��という者だった。
グリム「あ、あんなのいるなんて聞いてねぇゾ！」
エース「めっちゃエグい！
でもアイツ石がどうとか言ってなかった！？」
グリム「えぇっ！？」
「イジ……イシ、ハ……ワダサヌ……！！！」
たしかにその怪物は��イシ��と言っていた。
デュース「やっぱりここに魔法石はまだあるんだ」
グリム「むむむむむりむり！いくらオレ様が天才でもあんなのに勝てっこねぇんだゾ！」
デュース「だが魔法石を持ち帰らなければ退学……
僕は行く！」
エース「冗談でしょ！？」
イヴ「無茶だよデュースくん！早く逃げよう！」
デュース「俺は絶対に退学させられるわけにはいかないんだ！」
そう言ったデュースは怪物に立ち向かった。
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冬雪(プロフ) - コメントありがとうございます。どうぞ次にお進みくださいな (7月15日 10時) (
レス) @page50 id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
さ - 嫌いに!!なるわけ!!ないだろ!!寮長!!続き読んできます！！！ (7月15日 8時) (レス) @page50 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - るきあさん» コメントありがとうございます。見つけてくれてありがとうございます (2022年4月23日 17時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
るきあ(プロフ) - やっと見つけた！！！！！！！！！！！！！！！！！機械壊れて占ツク入れてから数ヶ月探してたけど見つかりました…応援してます…一から読み直します‼️ (2022年4月23日 17時) (レス) id: e2065bbc2b (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - はわわさん» コメントありがとうございます。ハマっていただけて嬉しいです。自分もここまでくるとは思いませんでした (2022年4月13日 0時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年3月23日 0時
