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141.ある朝の出来事 ページ3

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『……あの、陸奥守さんがいませんがどうなされたんですか』

加州「あれ、ほんとだ」

和泉守「ほっとけほっとけ、あんな奴」




居間で朝ごはんを食べていると、いつも和泉守さんとおかずの取り合いをしている陸奥守さんが一向に来ないことに気づき、結構待っているがもうおかずが残り少ない。




山姥切「多分酒の飲み過ぎだろ」

『お酒……って、皆さんってお酒飲むんですか!?そもそもこの本丸にお酒ってあったんですか!?』

和泉守「ったりめーだろ。二十越えてる俺らは飲めるっつーの。短刀の奴らでも飲んでるぞ」

『見た目的にアウトじゃないですか』

堀川「僕らは主さんが寝ている時に日頃の疲れを癒すためにこっそり宴会を開いてるんです」




「まぁ飲める刀と飲めない刀があるんですけど」と堀川くんはお茶を啜るが、堀川くんもなんだかんだ飲んでいそうだ。見た目的にアウトだけど。




山姥切「昨夜あいつは結構飲んでいた」

薬研「それなら俺っちもその場にいたからよく覚えてるぜ」

『……薬研くんもお酒飲むんですか』

薬研「まぁな」

『(未成年飲酒……)』

薬研「挙げ句の果てには酔い潰れていびきかいて寝たからちゃんと部屋まで送っておいたぜ」

『ならまだ寝ているということでしょうか?』




陸奥守さんはいつも早起きしているのをよく見かけるが、お酒の飲み過ぎということは二日酔いというものにかかっているのではないだろうか。




大和守「主、起こしに行ってあげたら?」

『え?』

大和守「最近、他の刀のことで陸奥守と話してないでしょ」

『……………………………………あ』





最後に話したのはいつだっただろうか。

風邪で寝込んでいた時、何故かお菓子の差し入れを持ってきたから、その時の会話はよく覚えてる。




『……陸奥守さんに悪いことをしてしまいましたですかね』

加州「まぁこの頃、刀も増えてきたし誰か一振りと毎日会話、っていうのは難しくなるかもしれないから今のうちに交流は深めた方がいいよ」

『それもそうですね。私陸奥守さんを起こしに行ってきます』




「ごちそうさま」と言って私は居間から出た。




和泉守「難しくなるっつーことは、また新しい刀が増えるかもしれねぇってことか。今の主が鍛刀する刀は何かと癖が強い奴だから面白れぇけど」



骨喰「?」
巴形「?」
静形「?」



大和守「僕は癖強くないでしょ」

加州「いや強いだろ。この戦闘狂が」


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あむ - 私が読んでる夢小説の中で一番好きです‼︎更新楽しみに待ってます‼︎ (2022年5月29日 8時) (レス) id: 349116d89c (このIDを非表示/違反報告)
- 更新楽しみに待ってます(●´▽`●)だれ落ちになるんでしょうか? (2021年10月25日 16時) (レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)
幸別愛友 - 一番最初から読んできて、この物語はずっと私の癒しになっています!更新頑張って下さい、応援しています! (2020年2月8日 10時) (レス) id: 978af02bfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:冬雪 | 作成日時:2020年2月4日 3時

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