52.死神ト天使 ページ6
十四松.
Aちゃんは、もう帰る時間って
言って帰っちゃった。
森の中を一人で歩く
すると、木々の隙間から見知った人物が
出てきた。
十「あ!!一松兄さん!」
一「…!十四松」
十「……なにそれ?」
一松兄さんは籠を持っていた。
籠の中には、丸いボールが入ってた。
一「あぁ…煙幕ボール」
十「えんまくぼーる?」
一「これを相手に投げると
煙幕が相手に纏って暗闇状態にする。
さっきエルフの国で買ってきた」
十「何でそんなの買ったの?」
一「対策」
…カラ松兄さん用かな?
……あ、そうだ。一松兄さんなら
わかるかな?
十「ねぇねぇ、一松兄さん」
一「なに?」
十「Aちゃんってさ、なんか
面白いよね?」
一「……人それぞれ」
十「そうなの?…で、なんかAちゃんを
見てると…なんか心臓の辺りが
痛いのかなぁ?苦しいのかなぁ?って
なるの。なんだろコレ」
すると、一松兄さんは目を見開き
首を勢いよく横に振った。
一「……はぁ…お前、クソ松や
チョロ松兄さんみたいになってるよ」
十「え!?チョロ松兄さん達も
この病気?みたいなのになってるの!?
…あ、でも僕らは風邪は引かないか」
なら、もっとわかんなくなってきた
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作者名:雨雪 花 | 作者ホームページ:http://HI.END.WOLD 1017
作成日時:2016年7月31日 21時