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79.悲シイ恋 ページ33




貴「そんな…歌…ありませんよ…!」

一「やっぱなんもできねんじゃん!!」

貴「……っ」




「もうやめろ、一松」


突然、声がしたため声が聞こえた方向を向いた
其処には信書を持ったカラ松さんがいた。


カ「彼女の言う通りだ。
少しくらい待ってやれ…どうせ
お前は命日にならないと動けないのだから」

一「……ッチ」


そして、そのまま地面へと落とされる。


貴「いたっ…」


そして、一松さんは何かの印を結び消えた。


お「あいつ逃げたな」

カ「ったく…大人気ない…」

貴「………」


一松さんを…怒らせてしまった…
だって…リャナンさんは他の男の人の所にも
行かずに…雪が降った年を忘れるくらい
ずっとジュエルさんの側にいた…


それほど、リャナンさんは
ジュエルさんの事、好きなんだ。


お「あいつも、きっと気付いてるんだと思う」

貴「…え?」

お「だけど、認めたら
あいつは本能に従わないといけない。」


おそ松さんが手を貸してくれたので
その手に伸ばし立ち上がる。


カ「一松もそれをわかってるはず
なんだがな……」


妖精と人間の住む世界と住む時間は違う。
それくらいわかってた。


貴「…悲しいですね。私…
リャナンさんが本当に可哀想に
思えてきました」

80.妖精ノ塗リ薬→←78.耳ヲ傾ケナイ



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作者名:雨雪 花 | 作者ホームページ:http://HI.END.WOLD 1017  
作成日時:2016年7月31日 21時

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