【宗教松】転生の歌姫《2》【おそ松さん】 (ページ31)

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77.必死ノ悲願ページ31

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貴「それを私が…忘れさせて…」

一「今回は逃れられないよ。」

貴「………やはり、寿命でしょうか…？」

一「…………違う」

貴「え？」

一「あの吸血鬼女のせいで死ぬんだよ」

貴「………な、何故ですか？
リャナンさんは、血を吸ってないし
何も与えてないと言っておりました！」

私は、一松さんの服を掴んだ。

お「……リャナン・シーはね…
『精気』も吸っちゃうんだよ」

貴「…精気？」

お「無意識に吸収してる事が多いから…
あいつは知らないだろうな…」

貴「そ、そんな…」

一「あのジジイの命はもってあと
二週間。俺は今からあの吸血鬼に事情を
話してくる」

貴「ま、待ってください！！」

私は、一松さんの袖を掴む

一「放せよ」

貴「あと、一週間だけ待っていて下さい！
リャナンさんはジュエルさんに見えなくても
とても幸せそうでした…！

これを知ったら…きっとリャナンさんは
悲しんでしまいます…」

お「A、それがリャナン・シーの
特性で運命なんだよ」

貴「それでも可哀想です！！」

お「！」

貴「お願いします一松さん！
リャナンさんに言うのはあと一週間で
お願いします！」

私は一松さんに、頭を下げた。
わかってくれるだろうか…………