76.ビジョン ページ30
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ジュエルさんに挨拶をして
外に出る。すると、そこである人物に
出くわしてしまった。
貴「あ、一松さん!」
お「お、一松!」
そして、私は気付いた…彼は
心底機嫌が悪いと
貴「ふぇ…!?い、一松さんの背後から
闇のオーラが半端ないです!」
お「おいおい、なんでそんな機嫌
悪いんだよ?」
一「……俺の邪魔、しないでくれる?」
貴「邪魔…?」
私はわからなくて首を傾げる。
そして、心底面倒くさそうに溜息を吐く
一松さん。
一「さっきのジジイ。もうすぐで
死ぬんだよ」
貴「……………え?」
お「あ、やっぱり?」
貴「お、おそ松さん…知ってたのですか?」
お「おう」
で、でもリャナンさんは血を吸ってないって
言ってたし…何かの間違いじゃ…
貴「…!そうだ、また何かの歌を
歌って死ぬ運命から逃せば…」
一「そんなの、効くわけないじゃん」
貴「で、でもブラウニー氏の時は
『忘却の歌』で死から逃れられました!」
一「……俺、死相とその相手が
どーやって死ぬかのビジョンが見えんの」
貴「ビジョン?」
一「あの錬金術士は、結局娘のキメラが
認めてもらえなくて最後は
自分で死ぬ……それが、あのおっさんの
運命だったんだよ」
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作者名:雨雪 花 | 作者ホームページ:http://HI.END.WOLD 1017
作成日時:2016年7月31日 21時