69.泣キ跡 ページ23
カラ松.
どうしたものか……
貴「すぅ……すぅ……」
今、俺の膝の上で眠っているA
数分前まで書記を見ていたが
眠くなったのであろう。
……しかし、このままじゃ
毛布も取りに行けない……
どうしたものか……
そう悩んでいると、扉が開く音がした。
振り返ると一松がいた。
カ「あー、おかえり一松」
一「………ッチ」
おぅ…今度は舌打ちか…
そしてツカツカと此方に歩いてくる一松
そして少女に驚いたのだろう目を見開いた
一「…他の所でやってよ…そーゆーの」
カ「勘違いをしないでくれ
お茶を飲んで書記を読んだら眠って
しまっただけだ」
一「ふーん……」
そして、フードを被ってて
わからなかったが一松は『また』目の下に
泣いた後があった。
カ「なんだ?また泣いたのか?」
一「泣きたくて泣いたわけじゃない」
一松はどうやら、人の魂を取ると
泣いてしまう習性があるらしい。
一松は死神だったらみんなそう。とは
言ったが…死神が魂を抜くだけで
泣いてしまうなんて聞いたことがない。
一「はぁ…ホント迷惑。
なにこの病気みたいなの……」
カ「死神は病気にならないだろ」
一「そんな事知ってるよ…」
どうやら、一松が悲しくて泣いてる
わけじゃないそうだ。
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作者名:雨雪 花 | 作者ホームページ:http://HI.END.WOLD 1017
作成日時:2016年7月31日 21時