49.癖 ページ3
・
貴「用事?」
ト『これから合コンなの!』
妖精の国にも合コンというものがあるのか…
ト『はい!Aにも一本あげるわ』
私の手に乗せてきたのはさっき私が
歌で作った夢の液体だった。
貴「わぁ…ありがとうございます!」
ト『それじゃ、じゃあね』
そう言って、トト子さんは
地面の割れ目へと帰っていった。
十「なにそれ?」
貴「夢の液体ですよ。私の歌で
作ったんですよ」
十「えーーー!?歌で薬作れるの!?」
貴「は、はい…そのようです」
十「スンゲーーーー!!
Aちゃん魔法使いみたい!!」
十四松さんは自分の袖元に口を当てて
凄いキラキラした目で見られた。
貴「ま、魔法使いだなんて…そんな」
私は少し、くすぐったくて
髪をいじる。
十「…………」
すると、ジッと私を見る十四松さん
貴「どうしました?」
十「ん?…んーAちゃんって
それ、癖なの?」
貴「癖?…あぁ…私、照れると
髪の毛先をいじっちゃうんですよね……」
よく、婆様に褒めてもらったりすると
髪の毛先をいじっていた。
婆様にその癖を言われてこれは自分の癖
なんだと理解した。
十「……へー…」
すると、十四松さんは近くにあった
大きな石に腰掛けた。
9人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雨雪 花 | 作者ホームページ:http://HI.END.WOLD 1017
作成日時:2016年7月31日 21時