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60.記憶ノ上書キ ページ14




貴「______!…あ、あれ?」


我に帰るといったい何があったのか
わからない。…目の前には
胸辺りを抑え蹲るおそ松さんの姿


貴「おそ松さん!!大丈夫ですか!?」

お「…あぁ…ああぁぁ…」


一「…あんた、兄さんに
『忘却の歌』を歌ったんだよ」

貴「私がですか!?……で、でも
全然記憶が……」

チ「まぁ、どんな記憶が無くなったのは
予想がつくけど…」

貴「……?」



_________……………


トド松.


木の上からAちゃん達の様子を見る。


十「トド松って乗り移ることも
出来たんだね!」

ト「まぁね〜」

十「でも、音程はズレてたよ?
Aちゃんの方が綺麗だもん」

ト「もー、あの子なら絶対
歌わなそうだから僕が歌ったの。
そこは文句言わないでよ。

まぁ、一様おそ松兄さんの記憶で
『殺す』を消したんだけど…いつ思い出すか
不安だなー…あの人悪魔だし
人間より絶対効き目薄そうだし」


十「でも、Aちゃんが
無事でよかったね」

ト「………そうだね」


彼女には、生きててほしい。
おそ松兄さんがまた思い出したとしても
また、僕が守ればいいんだから


いつまでも、笑ってて欲しいし…



十「………なんか、トド松の目
変だよ?」

ト「え?」

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作者名:雨雪 花 | 作者ホームページ:http://HI.END.WOLD 1017  
作成日時:2016年7月31日 21時

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