48.夢ノ歌 ページ2
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貴『___紡いられし日の分だけ君と私を知る
探さなくてもここにある夢の形が___
夢を歌おう______』
目の前が、淡い光に満ちる。
そして空だった瓶に桃色の液体が
入っていた。
ト『ご苦労様、A』
今を遡ること一時間前。
お家でウトウトしてたらトト子さんに
頬を引っ張られ森に連れてこられた。
貴「これが…『夢の液体』ですかぁ…」
ト『うん。悪夢に魘されてる子供の為に
作られた薬なのよ。
にしても、『夢の歌』でもちゃんと
効果あるのね…』
貴「いつもは、どの様に
作られているのですか?」
ト『森に『夢の精』が気まぐれに現れて
気まぐれに夢の液体を作ってくれるんだけど
今回は気が向かなかったみたいね。
だから、貴女に協力してもらったの』
本当にこの森には沢山いろんな妖精とか
いるなぁ…
そんな時、ガサッと物音が聞こえた。
「あ、やっぱりAちゃんだ!」
振り返るとそこには、十四松さんがいた。
貴「こんにちは、十四松さん」
十「こんちわっす!トト子ちゃんも
こんちわっす!」
天使さんってもっとこう…大人しいって
感じがあったけど…そうでもないんだな…
ト『…あ、トト子これから
用事があるんだった』
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作者名:雨雪 花 | 作者ホームページ:http://HI.END.WOLD 1017
作成日時:2016年7月31日 21時