■104.仲直りを ページ6
爆豪.
天「姉さんに何かしたらテメェを命乞いするまで」
切島「はいはい白野弟行くぞー」
天「ちょっ、フード引っ張んな！！」
能面女の弟とは思えない程の暴れっぷりだ。
去り際に中指立ててくるところからしてただそっくりなだけで血は繋がってないと思う。
『爆豪くん』
爆豪「……」
『悪く思わないでくださいね』
爆豪「チッ」
俺は能面女から離れようとした時、不意に腕を掴まれたと思ったら足を払われ、バランスを崩した俺は壁の方によろけ、すると掴まれた手が壁に貼り付けられ、目の前には能面女の顔があった。
『そんなこんなでやっと２人っきりになれましたね爆豪くん』
爆豪「……」
『また無視ですか？無視するのなら振り向いてくれるまで』
爆豪「っ」
『あんなことやこんなこと、してあげますよ』
能面女が俺の頬に触れて、耳元でそう囁く能面女に心臓が煩いくらいに鳴っている。
刹那、
能面女は俺の脇腹を擽ってきた。
爆豪「っ！？ちょっ……や、め、……っろ！」
『おや、意外と効くんですね。じゃあ首筋とかどうですか？』
爆豪「ぶっ殺すぞ能面、おん、なぁ……っっっ」
『無視しないならやめますよ』
爆豪「し、しねぇ……から！やめろ！！」
『わかりました』
そう言ってパッと手を離す能面女。
脇腹、首筋と擽られ、解放されるとドッと疲れが溢れ出る。
『爆豪くんならわかってくれると思いました』
爆豪「テメェ……」
『私狙った獲物は相手が命乞いするまで追い続けるタイプですので覚えておいてくださいね』
姉弟揃ってエゲツねぇ。
能面女を睨みつけていると「まだ怒ってますか？」と珍しく眉を八の字にして顔を伏せる能面女。
『ちゃんと……反省したつもりです。あの時は本当に言葉の選び方に間違いがありました』
爆豪「……」
『本当は私もヒーローになりたいって思ってます。爆豪くんと、みんなとヒーローになりたいって思っています』
下を向きながらボソボソと呟く能面女に苛立ち、顎元を掴んで無理矢理上を向かせる。
爆豪「ちゃんと上を向いていいやがれ」
『……』
爆豪「テメェは結局何がしたいんだよ」
『……みんなを守れるヒーローになりたいです……それと』
爆豪「？」
『爆豪くんと、仲直りがしたいです』
爆豪「……
今度ヒーローになりたくないって言ったらぶっ殺すからな」
『！』
能面女は、俺に笑顔を見せた。
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冬雪(プロフ) - 夢桜さん» ありがとうございます。夢主気に入ってくれて大変嬉しく思います。 (2020年1月13日 1時) (
レス) id: 25f70c9881 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 遅いですが続編おめでとうございます！更新される度とても楽しく見させて頂いてます！！夢主さんの性格や話が読みやすくてとても大好きです！これからも頑張ってください！ (2020年1月13日 0時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - over the rainさん» ありがとうございます。光栄です (2020年1月2日 19時) (レス) id: e98b400c56 (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - え、まって、めっちゃ上手！文章の書きかたが上手すぎてビックリしました！応援してます！ (2020年1月2日 18時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 寝不足猫ﾁｬﾝさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2019年12月25日 17時) (レス) id: 38a44182a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2019年12月1日 0時
