■103.姉弟 ページ5
爆豪.
爆豪「！？」
「姉さん！？」
爆豪「……は？」
姉、さん……？
『なんでここにいるの、天』
天「俺はただ姉さんのことが心配で……」
『貴方がいなくなったらお母さん心配するでしょ？私のことは心配しなくていいよ』
天「でも姉さんすぐ手ぇ抜くし、料理も出来ないしガサツだし」
『そろそろ女の子扱いされたい……』
同じ顔が２つある状況に混乱する。
『あ、爆豪くん紹介遅れました。
こちら弟の白野天です。中３の厨二病です』
天「厨二病じゃねぇよ！てか姉さんコイツと知り合いかよ！」
『同じクラスの爆豪勝己くんだよ。ていうか先輩にコイツ呼ばわりしちゃダメでしょ』
天「だってコイツ俺のことブスとかクソとか！」
『……爆豪くん』
爆豪「俺はお前だと思ったんだよ！」
『あ、なら安心』
天「安心じゃねぇよ！！」
性格以外全部似ている。
髪の長さや色、顔立ちも身長も声も全部。
言われるまで気づけねぇくらい瓜二つだった。
天「コイツ姉さんのことクソとか舐めプとか言ってんだぞ！？」
『それが爆豪くんだから』
天「なんで平然としてられるんだよ！普通ヒーローの卵がそんなこというか！？狂ってんのかよ！」
白野(男)が勝手に騒いでいると「おーい！白野！」と切島と上鳴がこちらに走ってくる。
切島「やっと追いついた！お前突然４階の窓から外に出るから心臓止まるかと思ったぞ」
『昇降口から出るよりは早いかなと。爆豪くんと弟が血祭りをあげそうになっていたのでいち早く向かわなければと思ってついついやってしまいました』
上鳴「弟って……ってうわぁぁぁあああ！？白野が２人！？」
切島「ドッペルゲンガー！？」
天「んだとゴラァ！！」
上鳴「しかも口悪っ！！」
『ちょうど良かったです。上鳴くんと切島くんは弟を連れて寮に戻っていてください。私は爆豪くんに用があるので』
爆豪「はぁ！？」
天「はぁ！？」
切島「おうわかった」
上鳴「おうわかった」
天「わかったじゃねぇよ！姉さんなんでコイツと２人っきりになろうとしてんだよ！」
『天』
白野(女)は指を口に含み、その指で白野(男)が待っていた剣に触れるとその剣は灰になった。
『私なら大丈夫だから』
天「……」
『私が寮に戻るまで待っててね』
その時の白野Aの笑った顔は心臓が痛くなる程までに優しい表情だった。
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冬雪(プロフ) - 夢桜さん» ありがとうございます。夢主気に入ってくれて大変嬉しく思います。 (2020年1月13日 1時) (
レス) id: 25f70c9881 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 遅いですが続編おめでとうございます！更新される度とても楽しく見させて頂いてます！！夢主さんの性格や話が読みやすくてとても大好きです！これからも頑張ってください！ (2020年1月13日 0時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - over the rainさん» ありがとうございます。光栄です (2020年1月2日 19時) (レス) id: e98b400c56 (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - え、まって、めっちゃ上手！文章の書きかたが上手すぎてビックリしました！応援してます！ (2020年1月2日 18時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 寝不足猫ﾁｬﾝさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2019年12月25日 17時) (レス) id: 38a44182a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2019年12月1日 0時
