□57.ものまね ページ8
.
砂藤「お、次は俺だな」
上鳴「甘い食べ物か！」
砂藤「まだ何も言ってねぇよ」
先程の騒動で疲れ切っている切島くんにお詫びとして飲み物を渡していると王様に選ばれた砂藤くんは少し考える。
麗日「どんなお願いかな」
切島「無駄に精神使うのは一旦やめてくれ……」
『でも面白かったですよ』
切島「え？マジで？表情全然変わってねぇけど」
『だから表情筋が痛くなるんですってば』
砂藤「じゃあ１番の奴、ものまね」
私が引いた物を見ると数字が１だったため手を挙げると私の方に視線を向けた人達が目を張る。
……まぁたしかにキャラではない
砂藤「……なんか、悪りぃ」
『いえ、王様の命令なら仕方ありません』
瀬呂「白野がものまねとか想像出来ねぇよな」
耳郎「演技からしてアレだもんね……」
『……』
砂藤「んー……じゃあこの中にいる誰かのマネするっていうのは出来るんじゃねぇか？」
『それなら出来ると思います』
砂藤「お、じゃあ誰の……」
『爆豪くんなら出来ます』
刹那、鬼のような形相をした爆豪くんが私の頭の上に手を置いて下へと圧力をかけてくる。
『爆豪くん縮みます縮みます』
爆豪「テメェさっきから俺のことおちょくってんのかよ」
『違いますよ。ただ爆豪くんが１番キャラが強いと思ったので』
爆豪「どいつ選んでも同じだろうが！」
『まぁ本音は先程ジャーマンスープレックスをかけられなかったのでその代わりなんですけどね』
爆豪「やっぱバカにしてんじゃねぇか！！」
『それにあまりあまく見ない方がいいかと。
私の声を担当している声優は優秀なんですからね』
上鳴「あれここってアニメの世界だっけ！？」
私は一息おいて口を開く。
『この舐めプ野郎』←棒読み
爆豪「……」
『殺すぞクソ髪』←棒読み
爆豪「……」
『どうですか？』
感想を伺えば何故か頭叩かれた。
『……何故ですか？似てませんでしたか？』
爆豪「似てねぇよ！そもそも全部棒読みで俺に対する悪口にしか聞こえねぇよ！！」
『結構自信あったんですけどね』
瀬呂「アレで自信あったのか……」
上鳴「てか爆豪暴れんな！！」
掴みかかろうとする爆豪くんから逃げながら先程のマネのどこがいけなかったのか考える私は欠点が見当たらなくて皆目見当もつかない。
『では今度リベンジします」
爆豪「すんな！！！」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢桜(プロフ) - 夢を見たのは緑谷君かっ！最初から見させて頂いてます！とても面白いです！無理せず頑張って下さい！夢主ちゃんの性格好きだなぁ… (2019年11月17日 12時) (
レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
カロメG - この主人公の子の性格とても好きです！推しのホークスも出て来てて嬉しいです！ (2019年9月23日 1時) (レス) id: e6da68bb26 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：冬雪
| 作成日時：2019年9月21日 15時
