■93.世界の分岐 ページ44
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麗日「本当に心配したんやからな！？」
飯田「今まで何処にいたんだ！？」
『えっと……森で、ちょっと……』
森を抜け、連れてこられた街という所はRPGのゲームでよくありそうな異国風の街で、人や獣人、現実とあまり変わらないそこは活気に溢れている。
宿屋らしき場所に連れて行かれると魔女のような格好した麗日さんと鎧を着た飯田くんに出迎えられ、麗日さんに抱き締められた。柔い。
蛙吹「本当に心配したのよ？イズクちゃんもカツキちゃんもエイジロウちゃんも帰りが遅いし」
『すみません』
蛙吹「まぁ無事に帰ってきてくれたことだし安心したわ。もう夜だし、夜ご飯にしましょうか。イズクちゃん達もモンスターと戦って疲れたでしょ」
緑谷「うん。じゃあお願い出来るかな？店主さん」
蛙吹さんはこの宿屋の店主で私は従業員。
ここにいた私の記憶は皆無なため、勝手がわからずに私は蛙吹さんが作った料理を運んだ。
どうやらこの世界の私は��普通の町の娘��のようだ
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緑谷「ご馳走様でした〜」
夕食を食べた緑谷くん達は部屋があるという２階に登って行き、食事場は一気に静かになった。
『……ちょっと外出てきます』
蛙吹「街の外には出ちゃダメよ」
『はい』
頷いて宿屋を出ると、空には星空が広がっていた。
こんな綺麗に星が輝いて見えるのは久しぶりかもしれない。
『(……いつ目が覚めるんだろ)』
結構時間が経った。経った筈なのに私は目が覚めずにいる。
近くにあるベンチに座って夜空を眺める。
『(この世界の私はどんな��私��なんだろ)』
普通の女の子なんだろうか。
個性がなくても癖が強かったりするのだろうか。
どんな形で彼らと出会ったのか。
どんな過去を持っているのか。
……
いや、そろそろ本当に目を覚ませよ私
長く居過ぎてそろそろ違和感がなくなってきた。
まさかこのまま目が覚めないとかない筈。
ていうかそろそろ起きないと学校に遅刻するかもしれない。
それはマズイ。
相澤先生に小言言われるくらいなら力ずくにでも起きるしかないという結論に至る。
私は立ち上がって自分を１発殴ろうと拳を自分に向けた時だった。
『！』
誰かに腕を掴まれた。
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分岐点
対象
緑谷出久
爆豪勝己
轟焦凍
切島鋭児郎
？
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夢桜(プロフ) - 夢を見たのは緑谷君かっ！最初から見させて頂いてます！とても面白いです！無理せず頑張って下さい！夢主ちゃんの性格好きだなぁ… (2019年11月17日 12時) (
レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
カロメG - この主人公の子の性格とても好きです！推しのホークスも出て来てて嬉しいです！ (2019年9月23日 1時) (レス) id: e6da68bb26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2019年9月21日 15時
