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玉「マジで?あはっ、松岡さんミツに何を教えてんの」
北「タマ?」
ぷぷぷっと、バカにしたような笑い声をあげ松兄に言うタマ。
松兄の顔を見るとオデコに血管が浮き出ていて、これは相当怒っている証拠。
(なんか分からないけど俺、知ぃ〜らないっと)
フイっと顔を逸らす。
松岡「宏光は純粋で無垢だからすぐに人を信じてしまう誰にも汚されたくなかったんだ」
玉「それで理科の授業みたいな事を教えたってわけか」
松岡「別にお前には関係ない、それより宏光をこっちへよこせ」
玉「それは無理、俺だってミツと仲良くなれるまで必死で頑張ったんだ譲りはしないよ」
ひそひそと二人は何かを話しているが、どうでもいいけど俺 腹減った。
北「あぁ〜肉が食べたい」
玉「店長、肉だって〜」
北「へっ?」
タマが店長にそう言ったとたん「はいは〜い」と返事が聞こえ、どういうこと?
玉「今日はね、ミツを目当てに来ているお客さんが沢山いてさ」
なんでも、売り上げに貢献してくれている礼として好きな物をご馳走してくれることになっているとか。
(マジで!?)
客「よし姫ちゃんは肉を食べたいんだな、なら俺が払うよ」
(やったぁ〜)
もちろん「お代は客持ち」ちゃっかりしている。
玉「ミツ、あっちの席へ行こう」
北「おう、じゃまたな松兄」
松兄には悪いが俺は肉が食べたい、店の雰囲気からして高級肉に違いないから。
(こんな機会、滅多にないし)
だから、できるだけ松兄の顔を見ないよう横を通り過ぎタマに案内された席へと座った。
が、暫くするとマネージャーとかいう人がやって来てよ。
マネ「裕太、悪いんだけど指名が入った」
玉「えぇーもぉ」
タマはブツブツ言いいながら、仕事だと言われ仕方なく腰を上げ。
玉「すぐ戻って来るからね」
(別にいいわ肉が食べれればそれで、が「ぼっち」はちょっと寂しいかもしれないな)
そう思っていたら、雑誌が目につき手に取ってペラペラとページをめくってみる。
なになに…ん?【売り上げNo.1ゲイクラブホスト】
(なんだ、これ?クラブYummyってこの店じゃん!?へぇ〜)
松岡 昌宏ー
(げっ、松兄!?すっげ〜雑誌に載っちゃっている)
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作者名:Tai.Qi | 作者ホームページ:https://novel.prcm.jp/novel/r1tzGjKmUT2EzAjVIVyN
作成日時:2018年11月20日 11時