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横「ほらミツ、ベルト」
シュンと項垂れる俺に横尾さんが、さっき奴らに抜かれたベルトを拾い渡してくれて。
北「…さんきゅ」
ズボンにそれを通し、それから藤ケ谷の顔をジッと見つめ。
北「あとさ」
藤「なんだよ」
北「助けに来てくれて…その‥あんがと…な」
改めて礼を言うなんて、なんだか照れくさいけど「親しき仲にも礼儀あり」
藤「いや…別‥に」
すると、何故だか藤ケ谷は頬を赤く染め横尾さんが「太輔、動揺しすぎ」そう言って笑ってよ。
(んっ？)
藤「じゃ、これから登下校はずっと一緒いいな北山」
北「はっ？なんでだ」
が、今度はそんなことを言い「それはヤダ、俺もう高校生だし独りで大丈夫だもん」
と、拒否ったら思いっきり深い溜め息を吐かれ。
言っとくけど小・中学校は嫌になるくらい一緒に登下校していたんだ、いや行動が何をするのも一緒でさ。
しかも、けっこう家が近い。
だから高校生となった俺は今朝、生まれて初めて独りで登校したってわけ。
そんな俺に藤ケ谷は、さっきとはうって変わり表情が険しくなって。
北「なっ、なんだよ」
その黒い視線に耐えられず、負けじと俺は睨んでみたが。
藤「お前どれだけ心配したか分かっている俺のこと殺す気？」
北「どうして俺が？意味わかんねぇ」
(だいいち勝手にひとを殺人犯にするな)
藤「また今日みたいに襲われそうになってもいいのか？」
北「襲っ!?いや、あれは単に俺をからかっただけだろ」
横「ミツ、はぁ…」
藤「もうこれだから、この無自覚やろう」
怒ったと思ったら急に呆れた顔になりコロコロと、よく表情が変わるやつ藤ケ谷って。
俺は、このやり取りが面倒くさくなってよ。
北「はいはい分かりました、いつも通り登下校よろしく」
(なっ？これでいいんだろ)
そう言ったら、ホッとするかのように浅く溜め息を吐き。
でも、まだ何か言いたげで勿論スルーしてやったけど。
(…はい、これで解決)
ったく、せっかく高校生になったっていうのに独りじゃダメなのか。
よく分からねぇから藤ケ谷は独りで学校にも行けない、帰れないって事にしておく。
(うん、それでいい)
青空の下、曇り始めた俺の高校生活が始まる。
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Tai.Qi(プロフ) - ちぐさん» こんにちは、時々コメント頂いても通知メールが来なくて困ります(苦笑)今、気づきました申し訳ありません、お久しぶりです、はい初な北山さん争奪戦になってますノンリアルだからこそ描ける形ですが相変わらず私の作品は出演者が多くて(笑)宜しくです有り難うございます (2018年9月30日 11時) (
レス) id: ce1f6b094a (このIDを非表示/違反報告)
ちぐ(プロフ) - お久しぶりですm(_ _)m北山さんがうぶすぎるのか、周りがませすぎてるのか…何にも知らない北山さんを自分色に染めていきたいと思うのはもう仕方の無いことですね笑 生徒会組がこれから絡んでいってくれそうで楽しみです！ (2018年9月26日 17時) (レス) id: 49f8e6a8bb (このIDを非表示/違反報告)
Tai.Qi(プロフ) - つばきさん» こんにちは、この作品での初コメント有り難うございます嬉しいです藤ケ谷さん、かなりの溺愛型で描いていますノンリアルならではの設定ですが今後は少しずつ他のメンバーやジャニタレが出てきますので楽しんで頂けたら幸いです、いつも有り難うございます。 (2018年9月17日 14時) (レス) id: ce1f6b094a (このIDを非表示/違反報告)
つばき(プロフ) - Tai.Qi様こんにちは。がっつり排除していく藤ヶ谷さん大好きです。横尾さんが和らげてくれてるのがまた、ほっこりします。藤ヶ谷さんの活躍に期待しています。楽しい小説をありがとうございます (2018年9月17日 14時) (レス) id: 3eb51e8e4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tai.Qi | 作成日時：2018年9月3日 18時
