部屋 ページ10
Aside
山本先生にお部屋まで案内してもらい、中に入った瞬間
A「うっ…」
凄い匂いです…香水?かなにかでしょうか…とても甘い匂いが部屋中に立ち込めています
山「ここはずっと締め切ったままでしたから匂いがキツいですね。少し換気しましょう」
A「はい」
そう言って部屋の窓という窓を明け、少し空気が綺麗になった気がします。しかし問題はまだまだあって…
A「これは…どうしましょうか…」
机、押入れ、床に散らばった化粧品、装飾品の数々。高そうな物ばかりですし、捨てるのは何だか勿体ない気がします。かといって私は使えませんし…
山「どうしましたか?」
A「あ、いえ…多分以前の天女様たちが使っていたものだと思うのですが、どうしようかと」
山「使いたいものが?」
A「いえ、使わない、というか使い方が分からない物ばかりですのでどうしたものかと」
山「それでしたら捨てましょうか。あっても仕方がないですし」
A「勿体なくないですかね?」
山「ほぼ空のものが多いみたいですし大丈夫です。これ全部捨てても構いませんか?」
A「あ、えと。この櫛は貰ってもいいですか?髪を梳かす用に」
山「良いですが、こちらの方が綺麗ですよ?」
A「いえ、私にはこれで十分です。それに、このような物は山本先生のような綺麗な方の方がきっと似合います!」
山「!」
A「では片付け開始です!山本先生、何かお掃除道具をお借りしても良いでしょうか?」
山「あなたって、おかしな子ね」
A「えっ、?」
私また変なこと言ってしまいましたか!?二度も粗相をするなんて…私は…ダメダメです…
山「あ、ごめんなさい。悪く言った訳では無いの。今まで来た天女の中にあなたのような人はいなかったものだから…ふふっ、うふふふ」
A「えと…ありがとう、ございます?」
良かった、悪いことは言ってないみたいです
山「ふー…ごめんなさい、作業を止めてしまって」
A「いえ!気になさらないで下さい」
山「ねぇ、Aちゃんと呼んでもいいかしら?」
18人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
忍たま好き(プロフ) - 面白いです!続きが気になります!更新お願いします🙏🙇♀️ (2022年11月27日 12時) (レス) @page28 id: 6c4f449978 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ねぎこむぎ | 作成日時:2021年7月22日 23時