フェアリー・ガラ ページ32
スタート位置についたオレは集中する。
このウォーキング、一年生の時に全身筋肉痛になるほど鍛えられた。
もう嫌というほどやらされたから、どう歩けばいいかは身体が覚えてる。
オレは前を見据えて足を進めた。
ゴール地点まで歩くと、ヴィル先輩を見る。
そこには満足気に笑うヴィル先輩がいた。
「久しぶりに歩かせてみたけど、忘れていなかったようね」
『そりゃあんだけ地獄の特訓させられたらこうなりますって』
「A、すっげぇキレイだったッス！」
「A先輩どこかの王子様みたいでした！」
「いつものAもいいけど、歩いてる時のAカッコ良かったぞ！」
「なるほど、姿勢や仕草、態度は人をあそこまで変えるのか……」
「ハッ、やるじゃねぇか」
「レオナ、今のアンタはA以下よ」
「あ"ぁ"？」
あ、ヴィル先輩オレを餌にレオナ先輩を煽ろうとしてる。
やめろよ、めっちゃレオナ先輩睨んでくんじゃん。
「あの、超が付くほどの面倒くさがりやのAに出来て、アンタが出来ないなんておかしいわよね」
「ったりめーだ！アイツに出来てオレに出来ないはずはない！」
「そう。じゃあアンタの華麗なウォーキング、楽しみにしてるわ。今日はこれで解散。各自ストレッチ等を済ませておくのね」
ヴィル先輩の煽りにまんまと引っ掛かったレオナ先輩はグルルル…と唸ってる。
オレも正直あの煽りによって、このウォーキングを手に入れたといっても過言ではない。
レオナ先輩、応援してます。
次の日の放課後。
オレはラギーとユウちゃんたちと一緒にレオナ先輩たちを覗きに来た。
『こんにちはーっす』
「差し入れのドリンク持ってきました〜」
「ヴィル先輩、お疲れ様です。Aたちと一緒に、練習の様子を見に来たッス。ウチの寮長、ちゃんとやってます？」
「おい！！！！！」
おお、レオナ先輩が大声出すなんて珍しい。
そう思いながらレオナ先輩の方を見ると…………ああ、納得。
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ここ(プロフ) - ラテさん» ラテさんコメントありがとうございます。応援嬉しいです、頑張ります！ (2020年10月12日 0時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ラテ - すっごく面白いです！これからも頑張ってください！ (2020年10月11日 20時) (レス) id: fe1e2eeefd (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 星猫さん» 星猫さんいつもありがとうございます^_^トランスフォーマー知らないんですよ〜(>_<) (2020年10月9日 20時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！トランスフォーマープライムは知ってます？ (2020年10月9日 20時) (レス) id: dba8a79b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年10月9日 11時
