フェアリー・ガラ ページ30
『春の祭りってオレあのパン祭りくらいしか思いつかないけど、色んなのがあるんすね』
「アタシにはそのパン祭りってのが不思議でしょうがないわよ。なに、パンでも投げ合うの？」
『そんなトマトみたいなもんじゃないですよ。ただ白いお皿を貰うためにひたすらパンを食べて、袋についてるシールを集めるっていうやつです』
「パンを食べてお皿が貰えるなんて、いいですね」
「って、話が脱線したじゃない。明日からポムフィオーレ寮のボールルームでウォーキングの特訓するからA、アンタも来なさい」
『え、オレ？なんで？』
「オンボロ寮の監督生だけじゃ不安だからよ。いいわね、放課後、必ず来るのよ」
『はーい、わかりましたー』
「よろしい。じゃあそういうことで。エペル、あんたもそろそろお手入れして寝なさい」
「は、ハイッ。A先輩、おやすみなさい」
『おー。この寒さの中寝たらヤバい気がするけど。明日また、お互い生きて会おうぜ』
次の日の放課後。
オレはヴィル先輩に言われた物を持ってボールルームにいた。
レオナ先輩たちがウォーキングをヴィル先輩とクルーウェル先生に見せる。
カリムとジャミルは合格だったけどレオナ先輩は不合格。
レオナ先輩はもう一度歩くことになり、歩く前にヴィル先輩がオレに指示を出す。
オレはその指示通り持っていたタンバリンを一定のリズムで叩く。
シャン、シャン、シャン、シャン。
「なんだよ、そのシャンシャンいう音は。うるせぇな」
『ヴィル先輩からの指示なんですんません。この音に合わせて歩いてください』
「レオナ、ストップ。アンタのだッッッッッッさいウォーキングはなに？」
「あ？スカラビアの野郎共と同じだろうが」
え、カリムたちと同じに見えてるの？レオナ先輩大丈夫？
レオナ先輩のは、なんっつーか一言で言えばガラが悪い。
背が高くてインパクトある分、そう感じた。
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ここ(プロフ) - ラテさん» ラテさんコメントありがとうございます。応援嬉しいです、頑張ります！ (2020年10月12日 0時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ラテ - すっごく面白いです！これからも頑張ってください！ (2020年10月11日 20時) (レス) id: fe1e2eeefd (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 星猫さん» 星猫さんいつもありがとうございます^_^トランスフォーマー知らないんですよ〜(>_<) (2020年10月9日 20時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！トランスフォーマープライムは知ってます？ (2020年10月9日 20時) (レス) id: dba8a79b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年10月9日 11時
