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*日常 【あなたside】 ページ3

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『また、来るよ〜』


「ありがとうございました。お気を付けて」


かぶき町にひっそりと構える、甘味処 “ さくら ” 。
ここには、お勤めでの休憩や子供たちのたまり場など、多くの人達が利用するお店。

餡蜜やぜんざいを始め、和の物もあれば、洋のものもあったり、はたまた子供が気軽に買える、駄菓子なんかも売っていて、いつも大繁盛。

そんな、町の人達に愛されているお店で、私 Aはアルバイトとして働いている。

元々、夫婦2人が営んでいたらしいけど、病気で旦那さんを亡くしてから、奥さん1人で切り盛りしていた所、たまたま通りかかった私が目をつけて、働き出した。

今では、すっかり私は、甘味処のアイドルと噂が広まり、老若男女問わずから、愛されるお店へと成長。


そんなところで、今日もお店は繁盛していて、さっき出ていったお客さんで、ようやく店内は落ち着いた空気に。

机を片付けて、足りないものを補充していると、引き戸が開く音が。


「いらっしゃ……って、銀時」


「よぅ〜、A。」


店に入ってきたのは、相変わらず気だるそうな、万事屋を営んでる銀さん。

彼は、好きな席に座ると、メニューも見ずに頬杖をついた。


「いつもの?」


「おう。よろしくな」


「は〜い。ちょっと待っててね」


銀時は、私が働き出してから毎日来てくれる常連で、決まって頼むメニューは同じだから、いつもので通じている。


「おばさ〜ん、いつもの入りました〜」


厨房の奥で、新作のお菓子を作っている奥さんに声をかけると、は〜いと声が聞こえ、私は再び銀時の元に戻った。


「銀時、今日仕事は?」


「聞いて驚け。今日はな、五日ぶりに仕事が5件舞い込んだ」


「えっ、すごい!おめでとう、銀時!」


仕事が滅多に来ない万事屋にとって、5件がどれだけすごい事か、私はよくわかるので素直に手を叩いて喜ぶと、しめた顔をして懐から分厚い封筒を出した。


「しばらくは食っていけるな」


「こんなに?!……良かった、これだけあれば、みんなお腹いっぱいご飯食べられるね。

私、心配してたんだよ?神楽ちゃんとか、新八くんが、毎日卵かけご飯のご飯がないやつしか食べてないって言ってたから……」


「なに、あいつらお前にそんなこと言ってたの?」


「うん。……でも、良かった。たくさん食べさせてあげてね?」

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rikohuku0428(プロフ) - 続きのパスワードが知りたいです!面白いのでぜひお願いします! (2020年11月23日 0時) (レス) id: 4dacac16ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:どこかのムスメ | 作成日時:2018年8月23日 12時

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