° 第一の課題 - No side - ページ38
「グランドューレ、代表選手はすぐ、競技場に行かなければなりません。第一の課題の準備をするのです。」
占い学の二限続きが終わり、もうすぐ最初の課題が行われる時間。
オートミールを黙々と食べていたAをマクゴナガルが呼びに来ると、ビクッと肩を震わせ小さく頷く。
横に座るリーマスは、心配そうに彼女に目をやり空いた手を軽く握った。
「A、大丈夫かい？」
彼らなりの配慮なのか、ジェームズ達は簡単なサンドイッチを作って観客席へ向かった為、大広間にはAとリーマスの2人。
チラりとAがリーマスを見れば、それに気付いたのか小さく微笑み席を立ち上がると、マクゴナガルの後ろを、2人で着いていった。
『リーマス、大丈夫って言って、お願い』
「大丈夫だよ。君は、とても優秀な魔女だ。から、きっとやり遂げる。けど、無理だと判断したら、自分の命を優先させるんだよ」
『わかった……応援しててね』
「もちろん。君以外を応援する気はこれっぽっちもないからね」
禁じられた森の縁を回って、囲い境が見えるところまで来ると、クルリと振り返りマクゴナガルの目がリーマスを捉えた。
「さぁルーピン、貴方はここまでです。ポッター達が観客席で待っていますから行きなさい」
「はい。……じゃあ、A……後でね」
そっと触れるだけのキスを彼女の唇に落とせば、観客席の方へと向かう。
「貴女方がようやく付き合った事は、本当だったようですね。」
『あ、はい、まぁ……』
微笑ましく見られていたことに、Aが顔を赤くし言い淀むと、その姿に安心したのか優しく肩を叩いた。
「落ち着いて、冷静さを保ちなさい。手に負えなくなれば、事態を収める魔法使いがきちんと待機していますから。
大切なのは常にベストを尽くすことです。そうすれば、何も言われることはありません。……いいですね？」
『はい……もう大丈夫です。ここまで来たなら、引き返せませんから。ホグワーツのため、頑張ります。』
「期待していますよ。貴方は校長先生も仰っていましたが、私がホグワーツを卒業して以来の優秀な魔女なのですから。
……さぁ、お行きなさい、テントの中でみんなが待っています。」
Aの中で、大尊敬しているマクゴナガルに背中を押され本当に覚悟を決めたのか、大広間とは違い力強く頷き、他の代表選手が待つテントの中へと入った。
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どこかのムスメ(プロフ) - 麦わら帽子さん» こんにちは！お待たせしました。本日、続きを公開させていただきます！これからもご愛読のほど、よろしくお願い致します。 (2020年12月18日 16時) (
レス) id: ca5bf8a95f (このIDを非表示/違反報告)
どこかのムスメ(プロフ) - ヨルさん» こんにちは！お待たせしました。本日より、続きを公開させていただきます。これからもご愛読、よろしくお願い致します！ (2020年12月18日 16時) (レス) id: ca5bf8a95f (このIDを非表示/違反報告)
麦わら帽子(プロフ) - 了解しました。続きをお待ちしております (2020年12月8日 23時) (レス) id: 73edff1dca (このIDを非表示/違反報告)
どこかのムスメ(プロフ) - 麦わら帽子さん» ご覧頂きありがとうございます！只今絶賛作成中でして、上限まで書き終えましたら、こちらからお知らせさせていただきます。それまでお待ちいただけると嬉しいです…… (2020年12月8日 23時) (レス) id: ca5bf8a95f (このIDを非表示/違反報告)
どこかのムスメ(プロフ) - ヨルさん» ご覧頂きありがとうございます！続きの方ですが只今絶賛作成中でして、公開でき次第こちらからお知らせさせていただきます。最後まで書き切りたい性格でして……お待ちいただけると嬉しいです…… (2020年12月8日 23時) (レス) id: ca5bf8a95f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どこかのムスメ | 作成日時：2020年11月18日 17時
