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モトキside
桜の花びらが舞い散り、ピンク色の道ができている。その道を踏みしめながら歩いていると、いつもの皆との待ち合わせ場所に着いた。。少し早めに着いたため、まだ誰も来てはいなかった。
約束の時間が近づくにつれ、だんだん集まってきて、あとはンダホだけになった。
シルク「あいつ、また遅刻か?」
ダーマ「今日遅刻したら、バツゲームとしてガムテープを足に貼って、思いっきり剥がしてやろうぜww」
マサイ「おま、ガムテープどこにあるんだよwww」
ダーマ「持ってきた」
と言って鞄からガムテープを取りだしみせびらかしてくるダーマに、全員で笑う。
すると、
ンダホ「待たせてごめんね〜」
と言いながらンダホが来た。
いつもは遅れてくる癖に、今日は集合時間の5分前に来た。
ダーマ「お前は何でこういう時に限って時間通りに来るんだよぉぉっ!」
なんて言うダーマに皆で笑うと、
ンダホ「えっ?何で今怒られてんの??」
と、状況が全く呑み込めていないンダホ がきょとんとする姿に、また笑いが込み上げる。
シルク「お前、今日なにか楽しみな事でもあんの?時間通りに来るなんて珍しいじゃん。」
ンダホ「え?だって今日は新入部員が来るじゃん!チューバは人が少ないから、新しく入ってくれる人いないかな〜って思ってたら早く起きれた!」
あぁ、そっか。今日は新入部員が来るのか。トロンボーンも人数が少ない...っていうか俺一人だから、新しい子が入ってくれるといいなぁ。
今日という日が、ちょっとだけ楽しみになった。
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作者名:歩く国語辞典 | 作成日時:2019年8月12日 23時