検索窓
今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:1,112 hit

8 ページ8

そんな風に話していると、もう私の
家についてしまった。先輩方の帰り道の途中に私の家はあったらしく、「ホントにいつもつかってる道じゃんw」と言って笑っている。

A『今日はありがとうございました。』

ザカオ「いやいや、俺らも楽しかったし!」

ぺけたん「うん、楽しかった!こちらこそありがとう。」

なんて優しい声をかけてくれた。

すると、モトキ先輩が、こちらに近付いてきて、私の目の前で立ち止まると、

モトキ「これから、よろしくね。」

と言って私の頭をポンポンと撫でた。
途端に顔に熱が集まるのがわかる。

恥ずかしくて、モトキ先輩の顔を見ることができないまま、

A『はい、よろしくお願いします。さようなら!』

と早口で言って家の中に逃げるように入った。すぐに自分の部屋に入り、鍵を閉める。頬を触ると、予想以上の熱さにパッと手を離す。

いつまでたっても、モトキ先輩のことが頭から離れない。

あぁ、私、モトキ先輩のことを好きなんだ。たった一日でこんなにも人を好きになるなんて。こんなこと、一生縁がないと思っていたのに。

A『なんであんなことしたんですか...モトキ先輩』

その問いかけは、誰も居ない部屋に吸い込まれていった。

9.→←7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:歩く国語辞典 | 作成日時:2019年8月12日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。