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そんな風に話していると、もう私の
家についてしまった。先輩方の帰り道の途中に私の家はあったらしく、「ホントにいつもつかってる道じゃんw」と言って笑っている。
A『今日はありがとうございました。』
ザカオ「いやいや、俺らも楽しかったし!」
ぺけたん「うん、楽しかった!こちらこそありがとう。」
なんて優しい声をかけてくれた。
すると、モトキ先輩が、こちらに近付いてきて、私の目の前で立ち止まると、
モトキ「これから、よろしくね。」
と言って私の頭をポンポンと撫でた。
途端に顔に熱が集まるのがわかる。
恥ずかしくて、モトキ先輩の顔を見ることができないまま、
A『はい、よろしくお願いします。さようなら!』
と早口で言って家の中に逃げるように入った。すぐに自分の部屋に入り、鍵を閉める。頬を触ると、予想以上の熱さにパッと手を離す。
いつまでたっても、モトキ先輩のことが頭から離れない。
あぁ、私、モトキ先輩のことを好きなんだ。たった一日でこんなにも人を好きになるなんて。こんなこと、一生縁がないと思っていたのに。
A『なんであんなことしたんですか...モトキ先輩』
その問いかけは、誰も居ない部屋に吸い込まれていった。
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作者名:歩く国語辞典 | 作成日時:2019年8月12日 23時