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『私だって恭弥さんを都合良く見てますね、最低』
雲雀「都合良く見ているだけなら今ここに居る事もないんじゃない？僕はそう思ってないから良いよ、君が吐き出す先になれたって事は相当僕に気を許してるって事だろ」
『そうですけど…』
雲雀「君が辛い時は僕が吐き出し口になってあげるから、僕に何かあった時は君が僕の吐き出し口になってね」
『…恭弥さん分かってる〜、私一方的に話すのとか心許すの得意じゃないんですよ』
雲雀「分かるよ、これだけ毎日一緒に居れば」
仕事を終えたのか、どこかから少し大きめの包みを持って来て私の隣に座った。何かは聞かなくても分かったけど、その包みの中身は分からなくて少し困惑する。
えっ？何大きいものって、人の頭？ごめんなさい嘘ですそんな事あったら震えてさすがにもう関われない。
雲雀「はい」
『…ありがとうございます…』
雲雀「どうしたの」
『こ、この大きさのものが何か認識出来ないです…』
雲雀「開けてみなよ」
そう言われ、覚悟を決めて包みを開ける。
…その中から出て来たのは、少し大きめの猫のぬいぐるみだった。こう言うのは熊が王道だと思うのだけど、猫にしてくる辺り…私がかなり前に言った事を未だに覚えている感じだな。
雲雀「僕が居なくて寂しい時はそれを抱き締めれば良いよ」
『まだ根に持ってるんですか、猫扱いした事…』
雲雀「どうして？僕は君に懐いている猫みたいだって言われた事、嫌がってないけど」
『恭弥さんの性格的にそう言うのは嫌がるって思うじゃないですか…怒られるって思いながら言ったんですよ、あの時も』
雲雀「ふうん、なら勘違いだね。僕は君に怒ったりはしないよ、大体の事では」
『…もう、さすがにわかる…』
雲雀「良かった」
『寂しい時に抱き締めるって言われたら、私多分授業中ずっと抱き締めてないといけないですよ…』
雲雀「……………可愛い」
ぎゅっと猫のぬいぐるみを抱き締めていたら、今度は私が恭弥さんに抱き締められた。何で、って言おうと顔を上げたが、恭弥さんは私を見て微笑むばかり。
…だって事実でしょ、もう私にとって恭弥さんはなくてはならない存在になってしまったのだから。
雲雀「ちなみに君のイメージは兎だよ」
『小動物っ』
雲雀「ありげな答えを言っている訳じゃないから。兎はね、天敵の皮を剥いで逃げるくらい勇ましい時があるんだよ」
『私そんなに凶暴ではないですね』
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にこ(プロフ) - セツナさん» ありがとうございます〜！ (2月6日 18時) (
レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
セツナ(プロフ) - 好きすぎます！！！ (2月6日 17時) (レス) @page34 id: 6cc1bafe7a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - せつさん» ありがとうございます〜！この先原作沿っちゃうのでただの日常は減ってしまうかもしれませんが、時折おふざけ的な日常挟みつつ書きたいと思っていますのでこれからも是非よろしくお願いします！ (2月5日 13時) (レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
せつ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！こういう日常系のやつ好きです！更新楽しみにしてます (2月5日 9時) (レス) @page22 id: da1a15d406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ | 作成日時：2024年2月2日 19時
