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雲雀「つまり、土曜日に頻繁に図書館に行っているのは彼が理由？」
『そうなりますね…元々一人の時間を過ごすには最適だったからなんですけど。私どれだけ仲良くても一人の時間ないと疲れちゃうタイプなんで…』
雲雀「ああ、別に一人になりたいって言っている事を否定するつもりじゃないよ。ただ、彼が理由だったら気に入らなかったなって。…君がそんな理由で行く筈ないか、あれだけ相性悪そうだったのに」
『性格の相性って大切ですよね。結局はそこなんだなって凄く思います』
雲雀「そうだね…」
そう言いながら遠くを見つめる恭弥さんは多分和泉さんの事を考えているのだろう。わざとらしく私と居るのに他の女の事考えてるの！？って言ってやろうかな。…いや、喜ぶだけか。やめておこう。
携帯を取り出して恭弥さんの横顔を写真に収める。何をしてるの…と呆れられたが、消そうとしない辺りやっぱり私に甘いな。
『まあ、数少ない私の友人とも言えますね』
雲雀「ふうん…僕は君の友人になるつもりはないから良いと思うよ」
『絶対若干マウント取ってくの面白いな…ゆきちゃんは幼馴染、白さんは友人、恭弥さんは何なんでしょうね』
雲雀「僕に言わせるの？」
『いややっぱり大丈夫です』
将来的に、私達はどう言う関係になるのだろう。
パラレルワールドとはもしもの数だけ存在する世界の事。つまり白さんは私の未来を何らかの「もしも」の形で知っていると思うのだけど…そのもしもが彼の興味を引いたのだろう。
…はあ、一体どんなもしもだったのか。彼にとってそこまで興味を引くもしもとは…
雲雀「何、あいつの事を考えてるの？」
『…嫉妬ですか？』
雲雀「そうだよ。僕は君の事になると僕らしくなくなる」
恭弥さんは束縛とかしなさそうだと思っていた頃が懐かしい。所有欲は強そうだと思っていたが、考えるだけで嫌な気持ちになるほどとは。
そこまでさせる私って凄いのでは？と思うと同時に、私のどこが彼をそこまでにさせているのか分からなくて変な気持ちになる。私は一体何をしたのだろうね…
『恭弥さんからの束縛は嫌じゃないです』
雲雀「…へぇ、そうなんだ」
『嬉しそうじゃないですか。私ゆきちゃんとかには束縛させないんですよ、恭弥さんが特別なんです』
雲雀「これ以上喜ばせてどうしたいの？欲しいものがあるなら言えば良いのに」
『私何か欲しいからって嘘は吐かないです』
雲雀「知ってるよ」
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にこ(プロフ) - セツナさん» ありがとうございます〜！ (2月6日 18時) (
レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
セツナ(プロフ) - 好きすぎます！！！ (2月6日 17時) (レス) @page34 id: 6cc1bafe7a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - せつさん» ありがとうございます〜！この先原作沿っちゃうのでただの日常は減ってしまうかもしれませんが、時折おふざけ的な日常挟みつつ書きたいと思っていますのでこれからも是非よろしくお願いします！ (2月5日 13時) (レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
せつ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！こういう日常系のやつ好きです！更新楽しみにしてます (2月5日 9時) (レス) @page22 id: da1a15d406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ | 作成日時：2024年2月2日 19時
