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雪雫「かんっぜんに雲雀でしょ、それ選んだの」
『うん、そうだね』
雪雫「だって雲雀って感じするし。気に食わないからボクが選んだのを着てよ」
『えー、嫌だ…』
雪雫「何でボクはダメなの？？雲雀は良いのに？？」
夏祭りの日。仕事があるからと恭弥さんは先に祭り会場に行ってしまっていて現地集合と言う事になった為、行く前に浴衣の着付けだけしてもらったのだが。後から私をお祭りに誘いに来たらしいゆきちゃんが私の着ている紫ベースの紫陽花柄の浴衣が気に入らないらしくブツブツと言っている。
私は恭弥さんが選んでくれたから着ているのであって、そうじゃなきゃ私服で行こうとしていた程なのだ。それなのに何でゆきちゃんが張り合い始めるのか。
雪雫「…最近のAは、ボクに冷たいな。一緒に居てくれるって約束したのはAなのに」
『だからそれは違うって言ったでしょ。約束はしてないよ、私は守れるか確定していない約束はしないって決めてるの。出来るなら来年の約束とかもしたくないタイプなんだよ』
雪雫「むう…もっとボクに優しくしてよ」
『優しさを求めるなら君を好いている人にお願いした方が良いよ。私は仲良くなると結構言うらしいから』
雪雫「仲良いのが理由なら許す」
『ちょっろ…』
とりあえず外に出る準備を済ませてから家から出て鍵を閉める。その間ゆきちゃんはずっと一緒に居たのだが、私ゆきちゃんとお祭り回る気ないんだよな…
『私恭弥さんとお祭り回るよ』
雪雫「雲雀の事だし長い間は一緒に居られないよ。それ以外の時間ボクと居ようよ」
『恭弥さんとゆきちゃん定期的に喧嘩するから嫌なんだよな…私平和主義なんだよ、そこの所分かってちゃんと恭弥さんと仲良くするって言うなら一緒に居るのを許してあげる』
雪雫「…それはボクだけの問題じゃないだろ、雲雀がもう少しボクへの態度を変えたら考えるよ」
出会った頃に比べたら随分恭弥さんもゆきちゃんと仲良くなったと思うのだけど。軽く文句は言っても酷い喧嘩になる事はなく応接室に居るのを許してあげてるくらいだし。
ゆきちゃんがもう少し譲れば…とは思うが、実際ゆきちゃんも我が強いんだよな。まだ我慢してる方か…我が強い同士にしてはやっぱり気が合っているとは思うな。
『二人が仲良くしてくれたら、私はとても嬉しいんだけどなぁ』
雪雫「…努力はするよ」
『ふふ、ゆきちゃん良い子だね』
雪雫「A相手だからね」
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にこ(プロフ) - セツナさん» ありがとうございます〜！ (2月6日 18時) (
レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
セツナ(プロフ) - 好きすぎます！！！ (2月6日 17時) (レス) @page34 id: 6cc1bafe7a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - せつさん» ありがとうございます〜！この先原作沿っちゃうのでただの日常は減ってしまうかもしれませんが、時折おふざけ的な日常挟みつつ書きたいと思っていますのでこれからも是非よろしくお願いします！ (2月5日 13時) (レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
せつ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！こういう日常系のやつ好きです！更新楽しみにしてます (2月5日 9時) (レス) @page22 id: da1a15d406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ | 作成日時：2024年2月2日 19時
