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『すみません、お待たせしました』
佐々木「あら、とても綺麗な子…！」
佐々木先生が口を抑えるレベルの美形であるゆきちゃんは、佐々木先生に褒められればほんの少しだけ口元に笑みを浮かべた。それだけで惚けさせる程にゆきちゃんは綺麗な造形の顔をしているのだけど…何が問題かって、幼馴染に依存している所。
まあ、幼い時から母親が居ない、父親は大体海外に居る為家に居ない、兄すらも夜に帰って来るばかりだった上に大人になってからは帰って来る事すら稀になって…なんて育ち方をしていれば、ずっと一緒に居た幼馴染に依存するのも何らおかしな話ではない。私が彼に依存しなかったのは、いずれ人は裏切るものだと一線を引いている所があったからだろう。
前世の記憶があったのが大きかったと思う。そうでなければ、私の生い立ち普通に考えて重いし…幼馴染に依存はしなかったとしても完全にグレてはいたと思う。
雲雀「…まるで、知り合いみたいに連れて来るね」
『ああ、この子が幼馴染です』
佐々木「あら！そうだったのね！」
『私を探してここまで来たみたいですね、今日転入手続きもしたみたいで…恭弥さん、不服そうな顔してますけど幼馴染ですよ』
雲雀「僕の知らない君を知ってる時点で気に入らないだけ。…転入手続きしている生徒…名前は、朝雛…ゆきな？だったっけ」
『せつな、ですよ。間違っても仕方ないですよね、私もゆきちゃんって呼んでますし』
雪雫「Aに許してるだけで他の奴が読み間違えるのは腹が立つんだよね、ボク」
『ストップ、ストップゆきちゃん応戦準備しないで。いくらゆきちゃんでも恭弥さんには勝てないと思うし…』
いや、どうなんだろう。トンファー使うのはちゃめちゃに上手い恭弥さんでも、様々な武道系に手を出してるゆきちゃんなら…無理か。
私は私が思ってる以上に恭弥さんを評価しているのかもしれない。恭弥さんが負けるなんて、卑怯な事をした六道骸以外有り得ないとさえ思っている。彼が負ける所なんて少しも想像出来ないし…
雪雫「ボク、強いよ？」
『それでもだよ。恭弥さんもトンファーしまってください、二人が喧嘩始めたら二人とも口利かなくなるから』
雲雀「…はあ、仕方ないな…」
雪雫「…Aがそう言うならやめるけど…ボクが居る限り、あまり近付けないと思ってよ」
雲雀「はあ…？」
『ゆきちゃん、相手は年上だよ』
雪雫「…むう…」
可愛く拗ねてもダメなものはダメです。
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にこ(プロフ) - セツナさん» ありがとうございます〜！ (2月6日 18時) (
レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
セツナ(プロフ) - 好きすぎます！！！ (2月6日 17時) (レス) @page34 id: 6cc1bafe7a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - せつさん» ありがとうございます〜！この先原作沿っちゃうのでただの日常は減ってしまうかもしれませんが、時折おふざけ的な日常挟みつつ書きたいと思っていますのでこれからも是非よろしくお願いします！ (2月5日 13時) (レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
せつ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！こういう日常系のやつ好きです！更新楽しみにしてます (2月5日 9時) (レス) @page22 id: da1a15d406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ | 作成日時：2024年2月2日 19時
