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雲雀「14歳の君は僕に本音を全て話してね」
『えっなんですか急に普段からかなり本音で話してますよ』
雲雀「今だって何か思った事を言わなかったのに？」
『恭弥さんちょっと私の事分かっていすぎて怖いレベルですねぇ…』
いやだって誕生日にこんな暗い話しても面白くないだろう。さすがの私でも誕生日が明るく楽しく過ごすべき日だって事くらいは分かる。というか、世間一般ではそうだと分かる…恭弥さんも私にそうやって過ごして欲しいだろう。それがわかる。
人の気持ちを無碍にしてまで自分の気持ちを優先にはしたくない。そう言う性格をしているのだから仕方ない。
雲雀「無理に言えとは言わないけど、僕はどんな君も受け入れるし、どんな君も見たいと思っているよ」
どんな私も？それは…前世で起こった事も、全て？
＿＿根底に眠る記憶は、深くて、重い。ここまでのものを自身の記憶の奥に眠らせる以外が許されるだろうか？誰かに話し、この重荷が少しでも軽くなる事を祈るなんて…そんな事は許されない。
これは私が背負うべき業。もしこの世界に生まれ変わった事に意味があるのなら、それはきっと…この罪への償いだろう。
まあ、償い方なんて分からないのだけど。彼らが居ないこの世界で、何をどう償えば良いかなんて…死以外の方法で償う方法が、私には分からないから。
雲雀「…僕は、君のそう言う所が嫌いだよ」
『えっ？恭弥さんが？？私を嫌いって？？？』
雲雀「その自信ありそうな所は好きだけど。…全部一人で背負い込んで、誰かに話さなければ済むって思ってそうな所。そこが君の嫌いな所」
『マジで言ってます？群れ嫌いで一匹狼、孤高の浮雲な恭弥さんが私に周りを頼れと諭そうとしてます？？』
雲雀「そうやって都合悪くなると話を変える所…嫌いじゃないけど、気に入らないな」
要するに一人で背負わないで頼ってくれって意味なんだろうけど、それは私にとって一番難しい事なのかもしれない。
誰かを頼るなんて、何よりも恐ろしい事だから。
『でも私、予感がしてます』
雲雀「予感？」
『一番最初に頼るとしたら、それはきっと恭弥さんだろうなって。ゆきちゃんや兄って事は絶対になくて…恭弥さんの事を頼っちゃうんだろうなって。…全部話すとしても、きっと恭弥さん。その時になって逃げ出そうとしても遅いですからね』
雲雀「今すぐでも良いくらいだよ。心の準備なんて必要ないくらい、その時を待ってるから」
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にこ(プロフ) - セツナさん» ありがとうございます〜！ (2月6日 18時) (
レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
セツナ(プロフ) - 好きすぎます！！！ (2月6日 17時) (レス) @page34 id: 6cc1bafe7a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - せつさん» ありがとうございます〜！この先原作沿っちゃうのでただの日常は減ってしまうかもしれませんが、時折おふざけ的な日常挟みつつ書きたいと思っていますのでこれからも是非よろしくお願いします！ (2月5日 13時) (レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
せつ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！こういう日常系のやつ好きです！更新楽しみにしてます (2月5日 9時) (レス) @page22 id: da1a15d406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ | 作成日時：2024年2月2日 19時
