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雲雀「どうして僕は君じゃなく朝雛雪雫から聞かないといけなかったの…」
『えっえっえっ何がですかどうしたんですか』
雲雀「…はあ…本当に自覚がないんだね…全く…」
夏休みに入り少し経った今日。今日は暫く自分の家で一人で居たのだが、風紀委員の仕事を終えたらしい恭弥さんは私の家に入って来てすぐそう言いながらご飯を作っている私に抱き着いて来た。一体何に呆れているのだろう。
今は包丁を持っていて危なかった為すぐに手放して恭弥さんの方を見れば、恭弥さんは何だか拗ねた顔をしていて。えっ、本当に何事？
雲雀「君、誕生日まであと三日だって？」
『？………ああ、そう言えばそうだったかもしれませんね』
雲雀「忘れてたのか…僕も君の誕生日見るの忘れてたから言えないけど」
『ちなみに恭弥さんの誕生日も聞いてないです』
雲雀「こどもの日」
知ってるけど。
私の誕生日を知らなかったから凹んでいるのか…私自身自分の誕生日なんて忘れてたし、自分の誕生日を祝いたいなんて思った事もなかったから敢えて気にしてなかったのに。て言うかゆきちゃん、勝手に私の誕生日言ったのか…相手が恭弥さんだから許すけど。
雲雀「君、夏生まれだったの…」
『逆に春とか夏以外だったらもう出会ってるからどっちにしてもその反応をするしなかったと思うんですよね』
雲雀「そうだね。…僕と丁度三ヶ月差だ」
『あ、そっかこどもの日って5月5日ですもんね』
8月5日だから丁度三ヶ月なのか。そう言う共通点って少し嬉しいな。
雲雀「…僕は思ったより君の事を知らないんだね」
『？そうですか？』
雲雀「君にとって誕生日って結構気にならない日なの？」
『私家庭環境話したと思うんですけど、終わってたんですよ。だから誕生日ってそんなにおめでたくないって言うか』
雲雀「ふうん…じゃあ今年から祝える日にしたら良いよ」
…意外と、私のマイナス思考な発言を気にしてくれる。恭弥さんって本当は凄く優しいんだよなぁ。思わず少し笑えば、何を笑っているのと頬をつつかれた。
『恭弥さんが初めて祝ってくれる誕生日ですもんね、今年からやっとまともに祝える様になる気がします』
雲雀「…上手い事言う様になったね、僕を喜ばせる方法がわかって来たのかい？」
『私は私の思った事を言ってるだけですよ。それを恭弥さんが喜んでくれるだけ』
恭弥さんは本当に…これ以上ないほど、素敵な人だな。
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にこ(プロフ) - セツナさん» ありがとうございます〜！ (2月6日 18時) (
レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
セツナ(プロフ) - 好きすぎます！！！ (2月6日 17時) (レス) @page34 id: 6cc1bafe7a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - せつさん» ありがとうございます〜！この先原作沿っちゃうのでただの日常は減ってしまうかもしれませんが、時折おふざけ的な日常挟みつつ書きたいと思っていますのでこれからも是非よろしくお願いします！ (2月5日 13時) (レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
せつ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！こういう日常系のやつ好きです！更新楽しみにしてます (2月5日 9時) (レス) @page22 id: da1a15d406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ | 作成日時：2024年2月2日 19時
