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白蘭「もうすぐ夏休みでしょ？」
『ですね』
白蘭「夏休みに入ったら、もう少し多く会えないかなぁ」
『夏休みの方が忙しいんで無理ですね』
えー、なんて不服そうに言いながら私の頬をつついてくる鬱陶しい白さん。夏休み中は私の家には恭弥さんがずっと居るし、多分ゆきちゃんも頻繁に来る事になるのだ。だからこそ暇なんてほとんどないと言うのに。
彼の指をとっ捕まえてじとりと見つめる。
白蘭「Aちゃんの家は？」
『良くしてくれる人と幼馴染が泊まりに来ます』
白蘭「僕も混ぜてよ♪」
『はい分かりましたで受け入れるほど優しくはないんですよ。どこで知り合ったのか何故仲良いのかの質問攻めにあったらめちゃくちゃ面倒だし嫌です』
白蘭「素直に言えば良いだけなのに？図書館で知り合って今は仲の良い友達だよって♪」
『別に仲良くはないでしょ…』
貴方が一方的に絡んで来るだけで。ふい、と顔を逸らして本に戻す。
…正直な所、未来で敵対するボンゴレの最強の守護者・恭弥さんと、ミルフィオーレファミリーのボスとなる白さんには関わりを持って欲しくないだけだ。もし私のせいで二人が接点を持ち、私にも取り返しのつかないタイプの原作破壊が起こったらどうしようもなくなる。
その点、ゆきちゃん一人だったらまだ受け入れて…いなかったな。我が家は私のテリトリーだ、そのテリトリーを侵す人は恭弥さんくらいで十分なのだ。だから合鍵は恭弥さんしか持っていないのだから。ゆきちゃんには申し訳ないが、私が許した時以外はゆきちゃんにも入って欲しくない。
白蘭「ちぇ、Aちゃんが僕をヒバリクンに紹介してくれるの、楽しみにしてたのになぁ」
『紹介なんてする訳ないでしょ…喧嘩になるだけじゃないですか』
そこまで言ってから、ある事に気が付いて顔を上げた。
『白さん、今、』
白蘭「？どうしたの？」
『…いや。勘違いだと思います。それよりそろそろ時間なんで、私帰りますよ』
白蘭「えー、折角会えたのにもう帰っちゃうの？寂しいなぁ」
文句を言われても無視して帰る支度を始める。早めに支度を終わらせ、図書館を出る為に立ち上がった。
余計な事は言うな、言ってはいけない。気付いても気付かないふりをするべきだった。何故今反応してしまったんだ、私は馬鹿なのか？
白蘭「そんなに怯えなくても、君には何もしないよ♪」
『…さよなら』
私は彼に、恭弥さんの話をした事は、ない。
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にこ(プロフ) - セツナさん» ありがとうございます〜！ (2月6日 18時) (
レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
セツナ(プロフ) - 好きすぎます！！！ (2月6日 17時) (レス) @page34 id: 6cc1bafe7a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - せつさん» ありがとうございます〜！この先原作沿っちゃうのでただの日常は減ってしまうかもしれませんが、時折おふざけ的な日常挟みつつ書きたいと思っていますのでこれからも是非よろしくお願いします！ (2月5日 13時) (レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
せつ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！こういう日常系のやつ好きです！更新楽しみにしてます (2月5日 9時) (レス) @page22 id: da1a15d406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ | 作成日時：2024年2月2日 19時
