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雪雫「うん、ボクはとても元気だったよ」
『それは良かった』
雪雫「Aは？待って、当てるね。…いつも通り本を読んでいる時間は元気だった、かな？」
『本を読んでいる時間に元気も何もないでしょ。まあ…でも、元気にはしてたよ』
雪雫「そっか、うん、本当に良かった。ボク、この図書館によく来る事になるんだよね？そう思って少し見に来たんだ、転入手続きも兄さんが終わらせてくれてる筈」
『氷華さん来てるの？』
雪雫「少しだけね。手続き終わったらまた日本を離れるんじゃないかな。ボク的には煩いだけだからとっとと離れてくれて構わないんだけど」
『私は氷華さんにも全然会ってないし会いたかったんだけど』
雪雫「会わなくて良いよ。Aはボクと会えた事だけを喜んでいて？ねぇ、お願い」
何となくメンヘラなのかヤンデレなのかが入ってそうな言い方をして来たのは、私の幼馴染であり最早兄弟同然である朝雛雪雫。中学に上がる頃に外国に行ってしまった為、今や帰国子女となったゆきちゃんは…私にとっては兄よりも長く一緒に居た人。
ちなみにゆきちゃんのお兄さんである氷華さんも、私の兄と同じ様に家に居ない事が多かったから私とゆきちゃんは大体二人で一緒に居た。ゆきちゃんの家はお父さんも居るのだが、そのお父さんも海外赴任が多い為ゆきちゃんも私と同じく家に一人の事が多かったのだが…この度めでたくお父さんと一緒に暮らすと言っていたし、戻って来ないと思っていたのだけど。
雪雫「父さんなんかよりAと一緒に居る時間の方がボクには大切なんだよ。ね、だからずっと一緒に居よう？約束したでしょ」
『ゆきちゃん、違うよ。約束したと思っているのはゆきちゃんだけ、私はそう言う先のある約束はしないって言ったから。責任取れない約束はしないって言ったよ』
雪雫「でも、Aはずっと一緒に居てくれたじゃない。だからこれからも一緒に居てくれる筈…だからボク、一人で帰って来たんだよ？」
『うーん…』
恭弥さんの方が余程言葉が通じるな…て言うか兄もそうだが私の周りは話が通じない人が多すぎたのかもしれない。だから恭弥さんは全然平気で…いやこの人達と比べるのは恭弥さんに失礼かもしれない。
とりあえず、図書館出るよ。そう言えば、手を繋いでってお願いされた。もちろん断ったが、そうしたらゆきちゃんはとても寂しそうな顔をしていた。
そう言うお願いは恭弥さん以外聞きたくない…なんて、私も変わったなぁ。
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にこ(プロフ) - セツナさん» ありがとうございます〜！ (2月6日 18時) (
レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
セツナ(プロフ) - 好きすぎます！！！ (2月6日 17時) (レス) @page34 id: 6cc1bafe7a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - せつさん» ありがとうございます〜！この先原作沿っちゃうのでただの日常は減ってしまうかもしれませんが、時折おふざけ的な日常挟みつつ書きたいと思っていますのでこれからも是非よろしくお願いします！ (2月5日 13時) (レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
せつ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！こういう日常系のやつ好きです！更新楽しみにしてます (2月5日 9時) (レス) @page22 id: da1a15d406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ | 作成日時：2024年2月2日 19時
