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『山本くんは偉いね。人の気持ちまで考えて行動出来て』
山本「ん？そうか？ふつーに嫌われたくねぇなーって思ってやってるだけだから、そんなに凄くないぜ？」
『嫌われたくないって気持ちが行動に出来ている事が凄いねって話をしているの』
山本「先輩だってそうだと思うけどなー。嫌われたくねぇなって相手の嫌な事しないだろ？」
『…どうだろう。私は私の心のままに生きているから…』
まあ、とは言っても限度はある。なんて言うか、親しき仲にも礼儀ありって言う奴だ。私はその辺をとてもよく気にしてしまうタイプだから、これ以上は良くないって言う線をちゃんと決めている。これは例え誰が相手でも決めてあるものだ。そう言うものがなければいけないのだと私は思っている。
ただそれを相手にまで強要する気はない。
『私はいじめやら理不尽な事やらをしない限りは人を嫌ったりはしないよ』
山本「先輩らしいな！そんな先輩だからオレは会いてーって思っちまうんだろうな！」
『会いたいって思われてる事実にびっくりだよ。…解散したみたいだけど、帰らなくて良いの？』
山本「おっ、ほんとだ！じゃあまた図書館行く！」
『約束はしなくて良いよ、君の来たい時来れる時においで。図書館は利用者をいつでも歓迎しているから』
山本「おー！分かった！じゃ！」
そう言ってから急いで帰って行く山本くんの背中姿を見ながら少しだけ微笑んだ。何だか本当に一緒に居て元気が出るな。ずっと一緒に居たら元気すぎて疲れてしまいそうではあるけど。
軽く伸びをしていると、教室に帰って来た生徒達の話し声が聞こえてくる。
「一年の沢田、凄かったねー！」
「持田のああ言う所って良くないなって思ってたからスッキリしたー！」
「ほんとになー！」
クラスメイトがやられた事を大々的に言って楽しんでいるの、本当に馬鹿馬鹿しい。
空席になっている隣の席を眺めて溜息を吐いた。恭弥さんが今ここに居たら、こんなくだらない会話は起こらなかったのかな。…なんて、彼の強さに甘えてわがままになっている自分が居る事に気が付いて嫌気がさした。
「あっ、図書委員長が溜息吐いてる…静かにしないと！」
「ヒバリさんに言われたら終わりだって！」
「そうだな、静かにしないと…！」
…ちなみに私は今ただ溜息を吐いただけでうるさいなとか一切零していない。
昨年度末の生徒総会見てる人達には私の存在が恐怖対象になってるの、解せないんだけど…？
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にこ(プロフ) - セツナさん» ありがとうございます〜！ (2月6日 18時) (
レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
セツナ(プロフ) - 好きすぎます！！！ (2月6日 17時) (レス) @page34 id: 6cc1bafe7a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - せつさん» ありがとうございます〜！この先原作沿っちゃうのでただの日常は減ってしまうかもしれませんが、時折おふざけ的な日常挟みつつ書きたいと思っていますのでこれからも是非よろしくお願いします！ (2月5日 13時) (レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
せつ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！こういう日常系のやつ好きです！更新楽しみにしてます (2月5日 9時) (レス) @page22 id: da1a15d406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ | 作成日時：2024年2月2日 19時
