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「ふんっ、他の教科は良いのに理科だけダメとは、まるで私への嫌味だな」
『…そんなつもりは…』
「あくまで仮定の話だが、もし次のテストでも理科の点数だけ著しく低いとしよう…その時は、図書委員長は理科の時だけやる気を失う性格の悪さを持っていると公表しても良いかもしれないな」
『………』
＊＊＊＊＊
雲雀「つまりあの理科教師を殺せば良いって話？」
雪雫「今回ばかりは同感、手伝おうか」
雲雀「僕一人でも平気だよ」
『別にそう言う話じゃないですよ、嫌な事あったって話を…待って恭弥さん応接室にゆきちゃんが来た事については何も言わないんですか』
雲雀「もちろん凄く気に食わないよ。ただ、元気のなかった君を探しに来たんだって言っていたからね」
ああ、つまり私の為に受け入れてくれた訳だ。そう思いながら項垂れる。ちなみに私は今ソファーの上で項垂れている状態だ。いつも通りに思えるかもしれないが若干違う。最早座ってない。
ちゃんと図書委員長の仕事を終えてから応接室で凹んでいるだけまだマシだと思う。
『いや、別にあの人の教師人生を終えさせる方法を考えているだけであって物理的に人生終えさせようとしている訳ではないんですよ』
雪雫「教師人生は終わらせる気なんだね…」
『理科の授業だけ出たくない…でもそしたら出席日数がなぁ…』
雲雀「その辺は何とかなるよ」
雪雫「今だけ貴方がこの学校を牛耳ってる存在で良かったと思った」
ゆきちゃん、相変わらず私の為なら基本何でもしてくれるな…なんて他人事に考えながら酷く落ち込む。
…いや、別に、別にね。うん、良いよ、別に…
『他の科目オール90点以上だから進級も出来るし高校だって受かるって分かってるもん…ほとんどやってなくても60点以上取ってるだけ偉いと思って欲しいんだ私…』
雲雀「Aは偉いよ」
雪雫「いつも頑張ってる」
『激甘だなこの二人…』
ただ今は甘やかしてもらえると凄く嬉しいと思っていたから…何だかとてもありがたさを感じている。
二人のおかげで少し持ち直しそうだ。どうせあいつ、六月には辞める事になるんだから…今は四月だけど、あと二ヶ月の辛抱である。
大丈夫、私なら我慢出来る。我慢する必要あるのか？とか考えるのはよそう。確かに我慢しなくても恭弥さんが何とかしてくれそうではあるけど…原作を壊して万が一の事があるのが、何よりも恐ろしいのだから。
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にこ(プロフ) - セツナさん» ありがとうございます〜！ (2月6日 18時) (
レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
セツナ(プロフ) - 好きすぎます！！！ (2月6日 17時) (レス) @page34 id: 6cc1bafe7a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - せつさん» ありがとうございます〜！この先原作沿っちゃうのでただの日常は減ってしまうかもしれませんが、時折おふざけ的な日常挟みつつ書きたいと思っていますのでこれからも是非よろしくお願いします！ (2月5日 13時) (レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
せつ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！こういう日常系のやつ好きです！更新楽しみにしてます (2月5日 9時) (レス) @page22 id: da1a15d406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ | 作成日時：2024年2月2日 19時
