ひなたぼっこ 3 【呪術廻戦】

･105 朝まだき ページ39

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高専には現在
暗晦な空気が漂っていた


先程伝えられた報せは
彼等にはとても受け入れられないものだった


誰も顔を上げることなく
只只時間だけが過ぎていく



それは学長室に居る彼等もまた同じだった───



五条｢…どういう事だよ｣

夜蛾｢…上からの報告だ。誤りはない｣

五条｢そんな事は聞いてないｯ！！！！｣

声を荒らげる五条

夏油｢…それにこの情報が誤りでないとして、
この指示は何ですか｣

夏油が机に放った紙には


────
尚,黎明(人1)の捜索には
特級術師 五条悟,夏油傑
1級術師 七海建人,灰原雄,冥冥
準1級術師 庵歌姫

補助に高専生徒を派遣する

発見次第、捕獲もしくは殺害を許可する
────

夏油｢(人1)に関わりのある術師を指名してくるなんて
明らかにおかしすぎる！！！｣

夜蛾｢悟、傑…落ち着いてくれ…｣

五条｢落ち着いていられる訳が無いだろ!!!!｣

夜蛾｢俺もｯ！！！！……理解しきれていないんだ…｣

五条･夏油『・・・・・・』

家入｢…お前等、学長にあたってもどうしようもないだろ、話を聞け｣

私だって不満で爆発しそうなんだ
と言い、拳を握りしめる家入

五条｢･･････本当に間違いないのか｣

夜蛾｢…あぁ。屋敷にはハッキリと(人1)がいた形跡が
残されていた｣

夏油｢(人1)はまだ見つかっていないんですか…｣

夜蛾｢(人1)が逃走してから3日経つが未だ何も手掛かりは無い｣

家入｢この指示は、もう彼等にも伝わっているんですか｣

夜蛾｢あぁ、七海達は既に福岡に向かったそうだ｣


暫く誰も話さず沈黙が続く中、、

甚爾｢…おい、学長サンよ その任務は俺も行く｣

夜蛾｢伏黒…お前、、｣

甚爾｢全く兄妹揃って手の焼ける奴等だ
俺は一応(人1)の育ての親だ

今回の件に関わる権利は俺にもある｣

夜蛾｢…分かった、お前も(人1)の捜索への参加を許可しよう｣

甚爾｢ﾌﾝｯ、なら俺は先に行く

…お前等もさっさと覚悟決めろ｣

それだけ言って甚爾は部屋を出ていった



五条｢……俺達もすぐに向かおう、悠仁達にも伝えてくる｣

夏油｢あぁ、分かった。硝子、此方の事は任せた｣

家入｢任せろ。(人1)の事、、頼んだぞ……｣

夏油｢分かってる…｣




その後
五条･夏油の引率の元 東京校高専メンバーが、
歌姫の引率の元 京都校高専メンバーがそれぞれ
福岡へ向かった






その目には深い悲しみを宿しながら

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