星にネガイを【18歳組】

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それから数日後




私は普通に普通の生活を送っていた。








「おっ、あれAと荒船じゃね」






私は荒船と同じ、進学校に通っていた。

どうやら長い間、引っ越していたということになっていたらしい。
帰って来ることを信じてくれていたのか、ボーダーの機密を護るためか。
きっと後者だろうけど。




高校から本部へいく間、
私と荒船はよく一緒に歩いた。


それもまた、2年ぶりだと思うと懐かしく感じる。







「荒船、私がいなくて泣いたー?」





「あ゛?」





「はは、図星か」





「なわけねぇだろ」







アホみたいにどうでもいい話をする。


それがどれだけ楽しかったか。
いい毎日だったか。








「荒船ー、あれ当真じゃん」



「おー、だな」









本部にはすでに当真がいて、
私たちを出迎えてくれた。


優しいやつめ。









.









Aがいなくて寂しかったのか。

泣いたのか。



あぁ、泣いた。悔しいけど泣いた。
その知らせを聞いたその日の帰りに



星が綺麗だったその夜に。

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