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遠征艇につくと、もう既にAが座っていた
「お前、どーやって来たんだよ
荒船は?あいつ、最後まで止めてたろ」
隣に腰かける
やっぱ狭いな。この船
「あー、それなら薬を飲み物に入れてね。
今頃焦ってるんじゃないかなぁ…」
クスクスと笑うコイツに、俺は恐怖を感じた
‘‘目的の為なら手段を選ばない”
そんなイメージがまとわりつき始める。
「それで、向こうと仲が良いというのは本当だな、中村」
「はい、そこは大丈夫です。問題ありません
無駄な戦いを望まない人たちです。
私もお世話になりましたし、いざとなれば上の人の名前でも出しましょう」
いつもはヘラヘラと笑うこいつも
いざとなればかなり頼もしい
「……お前、やっぱ変わったな」
「向こうで過ごした2年、無駄にはしないつもりだよ」
「……疲れるやつだよな、お前」
「えー……」
しばらくすると、目的地に到着した。
周りは俺たちを警戒しているが、攻撃はしてこない。
Aの言う通りだった
「中村 Aです
覚えてる人いないかな」
両手を上げながら、Aは先頭に立つ
すると、人混みを掻き分け、1人の女の子が飛びついた
「A‼もう会えないかと思ったよ!」
「久しぶり、チェシカ」
チェシカ、と呼ばれた女の子は
周りを説得し、俺たちを基地まで連れていくと言った
A、風間さん、菊地原、太刀川さんの四人が基地に向かい、残りは待機ということになった
「チェシカ、大きくなったね」
「えへへっ、Aに会えて幸せだよ〜っ
そーだ!パパも喜ぶよ!きっと‼」
「……そっか、チェシカのパパは凄いもんね」
頭を撫でるAを見て、いつかあんな風に子供を持つ時が来るのだろうか、なんてことを考えてしまった
俺らしくもない
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MAHIRO(プロフ) - 1ですね好きですね荒船さんたちもですがおむらーすさんも好きです! (2021年1月20日 20時) (レス) id: 46ead23bcd (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす - えびふらい@蜜柑or林檎は究極←さん» もっとやれくださいwwわかりました!りょうかいです!笑 (2016年1月16日 14時) (レス) id: e5ea87c0cf (このIDを非表示/違反報告)
えびふらい@蜜柑or林檎は究極← - 1です。けしからんもっとやれください← (2016年1月8日 18時) (レス) id: 589d4c8567 (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす - 嵩翔*さん» 1ですね!りょうかいです!私も、荒船さんとイチャついて死 ねるなら本望です(仏顔)←← ありがとうございます! (2015年12月6日 19時) (レス) id: e5ea87c0cf (このIDを非表示/違反報告)
嵩翔*(プロフ) - 1でお願いします!!1最高ですね。荒船さんとイチャつけるなら死 にますね← (2015年12月6日 10時) (レス) id: faa06f47e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おむらーす | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時:2015年10月9日 1時