星にネガイを【18歳組】

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「よぉ、大丈夫だったか?」





ふらり、と迅さんは私のお尻を触りながら現れた





「っ…!」






顔に熱が集まり、勢い良く振り返る

すると、迅さんはギョッとしながら私を見つめ固まった






「こ、この未来は視えてなかった…な………」




私の熱でも移ったのか
迅さんまで顔を赤くさせた




「「「「迅さん」」」」




何してる、と言わんばかりの真っ黒なオーラをまとった荒船たちが迅さんを睨む





「いや、悪い悪い

お前らが仲直りできたかを見にきただけだったんだって、まじで」




荒船たちを宥めている迅さんの顔を見上げる




「私のあの未来、変わりましたか?」




背中の傷に、皆の泣く姿

そんな姿を、私は今だに目にしていなかった




「ん?あぁ、だから皆、笑ってんだろ?

それより、本当に大丈夫なんだな?」




下の方に回されていた手は上の方にあがり、頭の上へとのった




「ふふっ、迅さん、心配しすぎですよ」



「それぐらいがちょうどいいんだよ、お前には」






笑い合う未来が、近づいてきたような気がした

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