星にネガイを【18歳組】

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「へぇ、身体検査ですか」




「そう、身体検査。
どれだけトリオンが減ったのか、それはちゃんと回復するのか、主にそういったことを調べていきたいの」




怪我を見てもらってすぐ、沢村さんはエンジニアの人を連れてきた




「君も使ったことはあるだろ?
それをまずは週に一回程度、検査を行うんだ。


状況に合わせて回数を減らしたり増やしたりすることになるけど、どうだ?」



当分は検査室通いだけどね、と笑われる



「…はい、お願いします

すみません、迷惑ばかりかけて」




「あなたが私たちにしてくれたことに比べればどうってことないのよ

もっと、本当ならちゃんと恩返しをしなきゃいけないんだけど…」





ごめんなさいね、と申し訳なさそうに言う沢村さんは今にも泣きそうだった





「さて、さっそく今日からいいかな?

善は急げだ!」





トリオンは相変わらず減っていたし



忍田さんにはまた怒られた



今回は鬼怒田さんや城戸さんにまで





けど、やっぱり、ボーダーに入っててよかったって





そう思えたんだ





私はボーダーが好き


皆が好き


皆が元気ならそれでいい





むちゃをする理由なんて、これだけで十分だ

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