星にネガイを【18歳組】

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それから数日後



Aは後輩達に囲まれていた。






「え?趣味?
うーん、迅さんと同じなんだけど…暗躍とか楽しいかなぁ」




おっかないことを話してんな、と昼食の残りを飲み込む

よく見ると出水や米屋も。



「いや聞いてないし!
Aさん、俺らとランク戦しませんかって言ったんですよ!?」


「冗談、冗談
でもごめん、今日は帰りたい気分」



「えー…まじっすか
じゃーしょうがないっすね。

よし弾バカ、俺とやるぞ」



「誰が弾バカだ槍バカ」






ソイツは相当な気分屋で

本当に気分がのらないときは何を言っても聞かない


これは、ボーダーでも有名な噂だった。
まぁ、本当のことなんだけど。





「お、とーまじゃん。
飲み物奢ってよ」




「会ってすぐそれかよ。
俺とランク戦するならいいぜ?」




「……そんな気分じゃないなぁ」




「じゃあお預けな。
お前、まだ挨拶済んでない人いんだろ?してこいよ。
特に諏訪さんなんて、今頃知ってキレてんじゃねぇの?」




ケラケラと笑う当真の言うとおり、
諏訪さんは大層ご立腹なようだった。

帰ってきた、生きてた、という知らせを受け喜んだと思いきや、顔を曇らせ挨拶にきてねぇ!と机を叩き、笹森らに宥められていた姿を思い出す。




早く行った方がいいんだろう、と心では思いつつも
アイツが叱られてんのも悪くねぇ、と
薄っすらと笑みを浮かべた。

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