第二十七話 ページ28
エデ ｢そうだ、ルシウスの息子...確か、ドラコだっけ？彼に何かされたかい？｣
『何か......』
私は色々な出来事を思い出してしまい、かぁっと顔が熱くなる。
『な、なにも。』
エデ ｢そうか、それなら良いが...あいつの息子だ、きっと意地悪で狡賢いに決まってる。｣
ラナ ｢エディ、ルシウスはそんな人じゃないわ。家族想いの優しい人よ。｣
パパは小さな子供みたいにぷくっと膨れ上がっていた。
エデ ｢でも、僕やアーサーとしょっちゅう喧嘩してた。｣
ラナ ｢ルシウスは皆との接し方が分からないのよ。
...そうだわ！今度、ドラコ君をホームパーティに招待しましょ。勿論、ルシウスとナルシッサさんも一緒に！｣
『ええっ！？』
私は声が裏返ってしまうほどびっくりした。
エデ ｢なぁ、サクラ、やっぱりそのドラコに虐められてるのか？｣
『ち、違うわ！
でも……なんか嫌なの！』
エデ ｢なら、なんでそんなに『私、明日は朝早くかる魔法薬を作りたいから早く寝るね！おやすみなさい！』
私はガタッと立ち上がり、階段を駆け上がって行った。
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エデ ｢やっぱり、虐められてるのかな？｣
ラナ ｢さあ、どうかしら。
いいわね〜学生は。｣
エデ ｢え？｣
ラナ ｢ん？青春よ、青春。｣
エデ ｢？｣
エディはぽかーんとしていた。
ラナ ｢確実にサクラの鈍感さは貴方からきてるわね。｣
エデ ｢？？？｣
エマ ｢パパもママも、何の話をしているの？｣
ラナ ｢エマもいつか経験することよ。｣
優しく笑い、ラナはエマの頭を撫でた。
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作者名：おむちゃ〜 | 作成日時：2021年12月16日 9時
