第二十三話 ページ24
ロン ｢ハリー、もう少し食べろよ。｣
ハー ｢ロンの言う通りよ。今日は力をつけとかなきゃ。｣
ハリ ｢お腹すいてない...｣
『そんなんじゃ、倒れちゃうわよ？』
今日は、クィディッチの試合。
私はハリーが食欲がないのがとても心配だった。
そして、ハリーの後ろに黒いものが見えた。
セブ ｢健闘を祈る、ポッター。トロールと戦った君だからクィディッチの試合くらい簡単なものだろう？例え相手がスリザリンでも。｣
そう言って、スネイプ先生は去ってしまった。
ハリ ｢そうか、あの血は！｣
きっとハリーもスネイプ先生の傷が見えたのだろう。
ハー ｢血って？｣
ハリーは興奮したように、目を輝かせて話し出した。
ハリ ｢いいかい？昨日の晩トロールを中に入れたのはスネイプに違いない。騒ぎに紛れてあの犬を出し抜こうとしてそれで噛まれたんだよ！だから怪我してるんだ。｣
ハー ｢なんのためにあの犬に近づくの？｣
ハリ ｢ハグリッドはグリンゴッツの金庫から何かを出してきた。学校の用事で中身は秘密だって。｣
ハー ｢じゃあ、その何かを...｣
ハーマイオニーが何かを言いかけたところで、私は咳払いをした。
『失礼。秘密のお話なら、他の人に聞かれないようにしなきゃダメよ？』
ハリ ｢でも、君は他の人に言わないだろう？｣
『ええ。でも、今は席を外させてもらうわ。きっと、私がいたらじっくり推理出来ないだろうし。それに、たった今用事が出来たから。』
そう言って、口元をナプキンで拭くと、私は席を立ち大広間を抜けた。
そして、スネイプ先生を追いかけた。
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作者名：おむちゃ〜 | 作成日時：2021年12月16日 9時
